コンビニの肉まん、酢醤油で食べる地域も? 大手コンビニに聞いた…広がる選択肢、その裏にはオーナーの声?

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2024年11月20日 07:20  まいどなニュース

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ほかほかの肉まん、何をつけて食べる? 写真はイメージです(Chiristsumo/stock.adobe.com)

「九州の酸っぱい肉まんが食べたい」…コンビニで中華まん(肉まん)を購入する時に、調味料として酢醤油がもらえるかどうかが、SNSで話題に。大手コンビニ2社に地域と調味料の関係についてたずねました。

【写真】コンビニで、もらうのはどっち?

東京で「酢醤油」をお願いしたところ、断られてびっくりしたという体験談に対して、「関東圏および東北圏は、そういう文化はありませんね」と何もつけない派もいれば、「関西出身なので肉まんには辛子です」「広島は酢醤油か辛子が選べます」などの声も。さらに、「以前は調味料をつけてくれたチェーン店がつけなくなりました」といった体験談を語る人もいました。

コンビニで中華まんの調味料に地域性はあるのか。また、それは昔から変わらないものなのか。大手コンビニに問い合わせたところ、セブン-イレブン、ファミリーマートが取材に協力してくれました。

セブン‐イレブン、酢醤油を推奨するエリアは?

セブン‐イレブンは、「中華まんご購入の際に、中国、四国、九州エリアにおいて、酢醤油をお渡しすることを推奨しています。2008年5月から九州全域、山口、広島で提供を開始。13年に香川県、愛媛県、高知県に拡大し、14年に徳島県、15年に岡山県、鳥取県、島根県に拡大しています。地域の嗜好を確認するなかでの対応となっております」と、徐々にエリアが広がりました。

中国、四国、九州以外の地域については、「お店様によっては、辛子などをお渡ししているケースもあると聞いております」とのこと。

提供はあくまで「推奨」なので、オーナーの判断次第で、「以前はつけてくれていたお店でつけてもらえなくなった」ということも起こりえるのでしょう。

ファミリーマート「地区限定にしている」

ファミリーマートは、「酢醤油と中華まん用辛子は地区限定で店舗で発注できる調味料として登録しております」とのこと。酢醤油の場合は、関西、岡山、九州です。酢醤油については関西が含まれている分、比較すると広範囲に。また、中華まん用辛子が発注可能な地域は、北陸、滋賀県、京都府、兵庫県、大阪府、奈良県、和歌山県、三重県、岡山県、九州とのこと。

酢醤油は10年以上前から発注ができるようになり、時期は断定できないとのことですが、中国、四国、九州エリアから提供が始まり、2017年に関西が加わったそう。

一方、中華まん用辛子は2016年頃からで、当初は中国・四国、北陸、滋賀県、京都府、兵庫県、大阪府、奈良県でしたが、2019年には和歌山、三重、2022年には九州も。エリアが拡大したのは最近であることが判明しました。

いずれの場合も本部による提案ではなく、「加盟店から取り扱いたいという要望が多く寄せられたことによるものです」と、店舗のオーナーの声を受けての対応でした。

また、「調味料のお渡しは、店舗の取り扱い状況によって異なります」と酢醤油や辛子を仕入れて提供するか否かについて判断するのは各店舗という点は、フランチャイズで運営されているため、セブン‐イレブンと同様でした。

必ずもらえるわけではないことを忘れずに

セブン‐イレブン、ファミリーマートでは九州が中心とはいえ、酢醤油を取り扱うエリアに差があり、辛子に関しても対応が異なることがわかりました。

とはいえ、各店舗での調味料を提供するかどうかについて最終的に判断するのはオーナーです。「〇〇県のコンビニ△△では肉まんを買うと酢醤油または辛子が必ずもらえる」というわけではないことを覚えておきたいですね。

◇ ◇

セブンーイレブンでは、「もちもち×ずっしり 大入り豚まん」(240円)、「もちふわ×とろ〜り ピザまん」(160円)などがあり、「もちふわ×つぶつぶ つぶあんまん」(140円)は関西限定。ファミリーマートでは、「極旨 黒豚まん」(240円)、「モスバーガー監修 チリドッグまん」(210円)などに加えて、10月29日から進化系中華まん「こんがりビストロまん ビーフシチュー」(240円)が発売されました。いずれも、店舗によって取り扱いがない場合あり。

(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・谷町 邦子)

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