バンワーカーおすすめ車中飯の調理家電5選、工夫次第で車内でも本格料理が楽しめる!

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2024年11月20日 16:01  BCN+R

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車中飯おすすめの調理家電を紹介
【日本全国を制覇したバンワーカーが教える至福のあれこれ・3】バンワークをしていると、どうしても外食が多くなる。しかし、ずっと外食ばかりだと栄養バランスが偏りがちだし、経済的な負担も大きい。そこで、筆者はスーパーでお惣菜やお弁当を購入したり、簡単な料理を作ったりして食事を済ませるように心がけている。特に道の駅では、地元産の新鮮な野菜や果物がお手頃価格で販売されていることが多く、そうした食材を使った料理を楽しんでいる。今回は、料理を楽しむための実際に車に積んでいる調理家電5選を紹介していこう。

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地元産の新鮮な食材を使って料理を楽しもう

●車中飯といってもさまざま

 車中飯といっても、泊まる場所や条件によって作るものが違う。キャンプ場で泊まる場合は、キャンプ道具を使って料理することが多い。キャンプ場は火が使えるので、カセットガスコンロを使って料理できるし、使った調理道具や食器をシンクで水洗いすることも可能だ。こういうときは、マルチグリドルを使ってバーベキューやパスタなどを楽しむ。

 しかし、主に道の駅やRVパーク、サービスエリアで食事をとることが多いため、ポータブル電源と調理家電とを活用した料理がメインとなる。食材を切って煮込むだけのスープや、電子レンジで温めるだけの簡単な料理が中心だが、道の駅で販売されている食材は新鮮でおいしいものばかりなので、素材の良さに助けられている。

●手軽なお湯沸かしに「携帯ポット」

 まず欠かせないのが、電気ケトル「トラベルケトル 500」だ。車内でお湯を沸かす製品はいろいろと試してきたが、沸騰時間や容量に課題があり、最終的にはこの製品に落ち着いた。消費電力が少なく比較的短時間でお湯が沸くため、車中での使用に最適と判断した。

トラベルケトル 500

●省電力で使える電子レンジ

 コンビニで食材を購入することが多い場合、電子レンジがあると便利だ。「フラットテーブル YRL-F180」の消費電力は50Hz時で800Wと比較的少なめで、我が家のポータブル電源「EcoFlow RIVER Pro(エクストラバッテリ付き1440Wh)」でも問題なく稼働する。実際に5分の加熱で電力消費は10%程度と実用的な範囲に収まっており、これが導入の決め手となった。

フラットテーブル

YRL-F180

●おひとり様仕様の電気鍋

 三つめは、サンコーの「おひとりさま用折りたたみラーメン鍋」である。名前の通りラーメンを作るのに最適な電気鍋だが、味噌汁やスープなども作れる万能な一品だ。湯切りも可能で、付属の蒸し器を使えば蒸し料理も楽しめる。使用後は折りたためてコンパクトになるので、限られた車内スペースでも場所を取らない点が気に入っている。

おひとりさま用折りたたみラーメン鍋

●アクセサリソケットで炊ける炊飯器

 四つめの必需品は、炊飯器「タケルくん」。車中泊をする人々の間では、すでにスタンダードな調理家電として認知されている存在だ。12V電源でご飯が炊けるこの製品は、アクセサリソケットに接続するだけで使用できる。お米がおいしく炊けるかどうか心配だったが、我が家の炊飯器よりもおいしかった。なお、写真ではポータブル電源を使っているが、自動車に付属のアクセサリソケットで使用することもできる。

タケルくん

●一台三役の便利なお弁当箱

 五つめに紹介するのは、コンフィーの「弁当箱炊飯器」。ごはんが炊けることはもちろん、おかずを同時に温められる優れものだ。さらに蒸し器としても使えるため、肉まんやしゅうまいもおいしく調理できる。食器として使える上、蓋がしっかり閉まるので、運転中に中身が飛び出る心配がない。これ一台で二役も三役もこなす便利グッズである。

弁当箱炊飯器

●番外編:調理にかかせないまな板と包丁

 最後に、調理家電ではないが調理に欠かせないものを紹介しておく。包丁とまな板は、Snow Peakの「マナイタセット M」を使用している。折りたたみ式のまな板の中に包丁が収納される設計で、包丁は落下防止用のマグネットでしっかりと固定される優れものだ。

マナイタセット M

●自分で作る料理で充実したバンワークに!

 これらの調理家電があれば、スーパーで購入した食材を使ってある程度の料理が可能となる。肉や魚などの生鮮食品は車載の冷蔵庫で保管するが、容量が限られているため、収納する食材は厳選する必要がある。冷蔵庫に入りきらないドリンク類や生野菜は、クーラーバッグを活用して保管している。スーパーでの買い物時にもらえる氷や保冷剤をクーラーバッグに入れておけば、簡易的な冷蔵庫として十分に機能する。

 このように工夫を重ねることで、車中泊でも栄養バランスの取れた食事を楽しむことができる。外食も良いが、たまには自分で料理を作る時間を持つことで、より充実したバンワークが続けられるだろう。(マイカ・井上真花)

■Profile

井上真花

雑誌、書籍、新聞やWeb記事などを制作する編集プロダクション「有限会社マイカ」の代表取締役。コロナ禍を機にフルリモート体制となり、自作キャンピングカーを職場とする「バンワーク」を実践中。2024年7月に全国制覇を果たした。

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