下請け業者に架空の工事費を請求させ、勤務先に損害を与えたとして、警視庁捜査2課は20日、背任容疑で、建設会社「東興ジオテック」(東京都中央区)の元広島CE支店工事部担当部長、山本佳則容疑者(50)=福岡市西区姪浜駅南=を逮捕した。認否は明らかにしていない。
同課によると、架空請求は2022年1月までの約5年間で約60回、計約1億3000万円に上るという。同容疑者がこのうち約6000万円をキャバクラやオンラインゲームなどに使ったとみて調べる。
逮捕容疑は20年1月〜21年9月ごろ、下請け業者らに架空の工事代金計約1800万円を請求させ、東興ジオテックに損害を与えた疑い。