2シーズン連続でマンチェスター・シティとの熾烈な優勝争いに敗れたアーセナルは、今夏にイタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリとスペイン代表MFミケル・メリーノを補強。今夏のEURO2024でも躍動した即戦力をスカッドに加え、21年ぶりにプレミアリーグ制覇に向けた戦いをスタートした。しかし、負傷者続出の影響もあってか不安定な戦いが続き、直近は4戦未勝利というもどかしい結果に。首位リヴァプールとの勝ち点差は「9」まで開いている。
こうした現状から、アーセナルは今冬の移籍市場で前線の拡充に乗り出す可能性があると報じられている。とりわけストライカー補強の噂が絶えず、スポルティング所属のスウェーデン代表FWヴィクトル・ギェケレシュやニューカッスル所属の同FWアレクサンデル・イサクらが獲得候補に浮上。一方で、今回の報道によると、中盤の攻撃的ポジションの補強も検討しており、レアル・マドリードで出番に恵まれていないギュレルの動向を注視しているようだ。
2005年2月25日生まれで現在19歳のギュレルは、トルコのメッシの異名を取る逸材。母国の名門フェネルバフチェで頭角を表し、昨年夏にレアル・マドリードに完全移籍で加入した。ここまで公式戦24試合に出場し6ゴールをマークしているものの、先発起用の機会はごくわずか。在籍2年目の今シーズンは合計307分間の出場に留まっている。
アーセナルは2021年冬に、当時レアル・マドリードで出場機会に恵まれていなかったノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴーアをレンタルで獲得。半年間で輝きを放った同選手は、同年夏に完全移籍への移行が発表され、現在はキャプテンを務めるまでに成長している。『スポルト』はアーセナルがウーデゴーアとギュレルの類似点を見出し、同じような形で獲得することを検討中だと指摘している。
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