イギリス創業のニッチフレグランスブランド「ボーフォート(Beaufort)」が日本に本格上陸する。第1弾アイテムは、「ノーズショップ(NOSE SHOP)」のファン投票によって選ばれた6種のオードパルファム(50ml、各2万8600円)をラインナップ。ノーズショップの新宿店で先行販売中で、22日から麻布台店、大阪店、オンラインストアでも取り扱う。
ボーフォートは、さまざまな肩書を持つ独学の調香師レオ・クラブツリー(Leo Crabtree)が2013年に創業した。クラブツリーは2007年にテクノ・エレクトロロック・バンド「The Prodigy」にドラマーとして加入し、その傍らでジンやラムの蒸留に没頭。蒸留酒とフレグランスアイテムは製造面で似通った部分があると気付き、自身にとって最高に良い香りのする"上質な口ひげワックス"を作ることを思い立ち、試行錯誤の中で生まれた3種類の香りがブランドの起源だという。
ブランド名ボーフォートは、風力の世界標準尺度を発明したアイルランド出身のイギリス海軍少将フランシス・ボーフォート(Sir Francis Beaufort)に由来する。セーリング好きの医師だった亡き父の影響を受けて、海事や軍事からインスパイアされたアイテムをラインナップ。すべてのフレグランスにスモーキーな香りを採用し、香水の語源である「煙を通して」にオマージュを捧げている。
日本では6月にノーズショップのファン向けのシークレットイベントで披露し、「サロン ド パルファン 2024 @ISETAN MEN'S」で先行販売した。本格上陸時には、存在と不在の狭間を漂う幻霊の香りをイメージした「アブセント プレゼンス(不在の存在)」、人間の矛盾を香りに閉じ込めた哲学的な香り「アクラシア(自覚ある罪過)」、時を制した職人たちへの賛歌として異なるノートが混じり合う革新の香り「リグナム バイタ(生命の木)」、冒険者のための海の香り「ファゾム ファイブ(水深30フィート)」、矛盾が融合して生まれる中毒性のある香り「ヴィ エト アルミス(力による現状変更)」、英雄の魂を纏う香り「アイアン デューク(アイアン デューク)」をラインナップする。
■ノーズショップ:公式オンラインストア