調査は10月21日から10月30日にかけ、20代〜50代の1日8時間以上働く共働きの主婦400人を対象にインターネットを通じて行われた。
ナックは、11月22日の「いい夫婦の日」にちなみ、フルタイムで働く共働き主婦を対象に「家事分担」に関する調査を実施した。
調査は10月21日から10月30日にかけ、20代〜50代の1日8時間以上働く共働きの主婦400人を対象にインターネットを通じて行われた。
仕事に家事に忙しい共働き夫婦だが、自分たち夫婦は「いい夫婦」だと思うかどうか聞いたところ、「とても思う」「やや思う」を含めて6割を超える結果となった。
自分たちを「いい夫婦」だと思う家庭の家事分担は、夫3割〜5割が半数超えで夫がある程度家事を担っている結果に。一方で「いい夫婦」だと思わない家庭の家事分担は、妻10割〜8割が62%となった。
共働き世帯における現在の家事分担割合を、自分たち夫婦は「いい夫婦」だと思うかどうかという質問の回答別に集計した。その結果、自分たちを「いい夫婦」だと感じている主婦が3〜5割ほど夫に家事を任せているのに対し、「あまりそうは思わない」「まったくそうは思わない」と回答した主婦は、家事の10割を自分で担っている人が約40%もいることが分かった。夫婦間の家事負担の偏りは、共働き主婦が自分たちを「いい夫婦」と思うか思わないかに一定の影響があるといえそうだ。
フルタイムで働く共働き主婦の約45%が、「妻5割・夫5割」の割合で家事分担を望んでいる結果となった。現在「妻5割・夫5割」の割合で家事を分担できているのは、自分たちを「いい夫婦」だと思っている人で18.0%、「いい夫婦」だとは思っていない人で5.0%に留まった。フルタイムで働く以上、家事も夫婦で平等に分担したいと考える共働き主婦が多いことが分かる。
家事の中でも特に夫に手伝ってほしい家事は、約54%の「掃除」が最多となった。やるべき箇所や頻度も多く、体力も使う「掃除」がトップになったことから、負担の大きい家事を分担したいという気持ちが読み取れる。また、掃除と同様に負担が大きく時間のかかる「料理」が約38%を占めた。
家事の負担を減らすために活用してみたいサービスを聞いたところ、約42%の「ハウスクリーニング」と約33%の「家事代行」が人気という結果になった。前問を同様、やはり「掃除」や「料理」の負担を減らしたい共働き妻が多いことが分かる。そのほかにも、「庭のお手入れサービス」(17.0%)や「掃除用品レンタル」(11.8%)、「宅配水・ウォーターサーバー」(9.0%)などに票が入り、まさに猫の手も借りたい、といった状況が読み取れる。(岡渚)