女性の転職に特化した転職サイトを運営するキャリアデザインセンター(東京都港区)は、働く女性を対象に「職場での感謝」について調査を実施した。職場で感謝を伝える方法として最も多いのは「口頭で伝える」で、回答者は57.2%と半数を占めた。
次いで「仕事上のチャットツール」(Slack、Chatworkなど)が13.7%、「メール」が6.4%、「プライベートのSNS」(LINE、Instagramなど)が2.7%だった。口頭で直接感謝を伝える人が多く、一方で「感謝を伝えることがない」と答えた人も18.9%ほどいることが分かった。
今、職場の誰に一番感謝を伝えたいか尋ねた。1位は「同僚」で39.0%だった一方、「感謝を伝えたい人はいない」と答えた人が21.3%と2番目に多かった。3位は「上司」で18.3%、4位は「お客様(サービス利用者)」で10.2%だった。
誰に感謝を伝えられると一番仕事のモチベーションになるかを聞いた。最多は「上司」で26.4%、次いで「お客様(サービス利用者)」が24.6%、僅差で「同僚」が19.1%、「家族」が18.5%だった。「その他」の回答には「パートナー」「誰からでもうれしい」などの回答が目立った。
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転職サイト「女の転職type」の小林佳代子編集長は「企業や組織において、感謝を伝え合う文化を育むことは、従業員のエンゲージメントや定着率向上につながる可能性もある。感謝の気持ちを伝えやすい環境を整えること、例えば、ピアボーナス制度や感謝のメッセージを共有する場を設けるなども良いかもしれない」とコメントした。
今回の調査は、女性の転職に特化した転職サイト「女の転職type」の会員を対象に、インターネットで行った。期間は10月29日〜11月7日、有効回答数は430人。
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