アメリカ代表のチャンドラー・シンプソンは、とにかく足が速い。
今季マイナーリーグでは110試合で「周りから祝福されたよ、僕は恵まれていた。塁に出るためにできることをしようとした。だから、できるだけ塁に出て、なるべくリードを取るようにしたんだ」と104盗塁を記録し、『ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12』のオープニングラウンドでも5試合で6盗塁をマークする。
「素晴らしい武器だと思う。恵まれているし、天から与えられた能力だと感じているよ。毎日、自分の能力を最大限に活かすためにできることは何でもやろうとしているんだ。チームの勝利に貢献するために頑張るよ」。
東京ドームの雰囲気についてシンプソンは、「ああ、素晴らしいよ。ここには多くの歴史があり、多くの偉大な選手たちがここを通過してきたんだ。とても美しいし、ここでプレーするのが待ちきれないよ。プレーオフのような雰囲気だね。ファンの声援も大きいだろうし、こういう雰囲気の中でプレーできるのは素晴らしいことだと思う」と喜んだ。
トップバッターとしての役割については「できるだけ塁に出て、後ろの選手にランナーを返してもらうこと。とにかく塁に出て、自分ができることをやって、リードを十分に取ってたくさん盗塁して、1点でも多く得点する事を心がけるよ」と話す。
侍ジャパンの井端弘和監督も警戒する。侍ジャパン目線で言えば、5試合で打率.550、出塁率.609のシンプソンのバッティング、足に注意していく必要があるだろう。
(取材=ニッポン放送アナウンサー・大泉健斗)