金融機関の職員を装い、さいたま市に住む85歳の女性からキャッシュカード3枚をだまし取ったとして、47歳の女が逮捕されました。女は「テレグラムで指示を受けた」と供述しているということです。
詐欺の疑いで逮捕されたのは住所・職業不詳の対馬梨花容疑者(47)で、金融機関の職員を装い、さいたま市に住む85歳の女性からキャッシュカード3枚をだまし取った疑いがもたれています。
警察によりますと、対馬容疑者が女性の自宅を訪れる直前に「夫の相続の残金8600円が戻る」「検査するのでキャッシュカードを渡してください」と区役所の職員などを名乗る男から電話があったということです。
不審に思った女性から通報を受けた警察が付近を捜索したところ、コンビニエンスストアの駐車場で対馬容疑者を発見したということです。
取り調べに対し、対馬容疑者は「間違いありません」と容疑を認めたうえで、「テレグラムで指示を受けた」と供述しているということです。
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テレグラムは匿名性の高い通信アプリで、警察は指示をした人物についての捜査をするとともに、対馬容疑者が同様の別の事件への関与もあるとみて調べています。