8月16日に封切られロングラン上映中の「KING OF PRISM -Dramatic PRISM.1-」。10月からは日本アニメーション作品初のScreenXを含むラージフォーマット上映も行われている。映画のヒットを記念して、明日11月22日から28日まで「-∞ラブ♡Thanks Week-」を開催。今日のイベントはその前夜祭として行われた。映画は本日時点で興行収入4億円を突破。菱田総監督は「ラージフォーマット上映だけで1億以上いっているらしく、(作品とフォーマットの)相性がよいので、皆さんに楽しんでいただいているようで。(ScreenXは)日本アニメ初ということで初めて観に行ってくれる人も多いらしく、すごくありがたいです」と感謝を述べる。司会者から日本初のScreenX上映のきっかけが「Anime Japan 2024」でのエイベックス・ピクチャーズブースでの3面スクリーン展開だったという裏話が明かされると、ファンからも驚きの声が。菱田総監督は「エイベックス、よくやった!」と冗談めかして称えた。
10月の舞台挨拶で「“圧”が前向きな言葉に変わるといいなと思ってる」と語っていた菱田総監督。「手紙じゃなくてカンペなんです」と前置きしつつ、懐から手紙を取り出し読み上げる。「ファンの皆様、これまでたくさんの圧をかけていただき、誠にありがとうございました」「このような未来はまったく見えてませんでした。もしかすると今回が皆さんとの最後の思い出になるかもしれないと思って『キンドラ』を作りました」と率直な思いを伝え、「皆さんのおかげで『KING OF PRISM』、そして『プリティーリズム』は、新しい未来へと船出することが決まりました。本当にありがとうございます。皆さんが私たちに届けてくれたのは圧ではなく、たくさんの愛でした。圧のその先にあったのは愛だったんですね。もう圧はいりません。これからは愛を叫びましょう」とメッセージを贈った。さらに「プリティーシリーズ」のライブイベントへの「プリティーリズム」「KING OF PRISM」の参加を熱望する思いも綴り、「まだまだライブ方面には圧をかけるぞ!」「最後は東京ドームだ!」とファンをけしかけつつも、「私たちは皆さんからもらったたくさんの『キンプリ』愛、『プリティーリズム』愛、『プリティーシリーズ』愛を胸に抱え、ひと足先に22世紀に行ってきます。また皆さんに会えることを楽しみにしています。行ってきます!」と温かい言葉で手紙を締めくくった。
(c)T−ARTS/syn Sophia/エイベックス・ピクチャーズ/タツノコプロ/KING OF PRISM Project