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キャッシュレス決済などでポイントをため、そのポイントを活用する「ポイ活」。「お小遣い稼ぎに」行う方が多いと思いますが、最近、ポイ活と社会貢献を組み合わせた取り組みが増えています。
関西電力はアマゾンジャパンやスーパーのいなげや、ダスキンといった15の企業などと連携して、11月22日から、社会貢献活動を紹介するアプリ「モアクト」の実証実験を始めます。
モアクトは利用者に社会貢献できる「ミッション」を提案します。ミッションはペットボトルや食品トレーの分別回収、公園のゴミ拾い、エアコンをエコな自動運転モードにするなど。利用者がミッションを実行した写真をアップするとポイントがもらえて、たまったポイントはアマゾンギフトカードなどと交換できます。
ごみ拾いポイントアプリ「YUMAALU(ゆいまーる)」は、きれいな海が大好きな4人のママたちが立ち上げたアプリです。ごみ拾いをしてアプリ内のカメラで撮影すると1日1回5ポイントもらえます。週初めは継続ボーナスとして100ポイントもらえる設定なので、1週間毎日行えば130ポイント。たまったポイントは協賛店などが提供するアイテムと交換できます。
■自治体では福岡市が市民の地域活動にポイントを
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フードロス削減やSDGsの実現を目指す通販モール「WaKeAi」は、コロナ禍で経済的打撃を受ける業者を助けようと始まりました。利用者はサイトに並ぶ“訳あり商品”を安く買え、業者を応援できるうえ、次回の買い物に使えるポイントがもらえます。さらに、ポイントの一部がSDGs活動の資金として積み立てられるので、社会貢献を後押しできます。
自治体が主体となることも。福岡市が実証を開始した「ふくおかポイント」では、市民が参加した地域活動などにポイントを付与します。たとえば地域の防犯パトロールや清掃活動など。たまったポイントは美術館のチケットや「福岡マラソン」への優先出走権などの市が提供する特典に交換できます。
YUMAARUのように個人が始めた活動もありますが、広く知られるようになったのは社会貢献活動を行う企業が増えたからでしょう。いまや、社会貢献をせず自社の利益だけを追求する企業は消費者から選ばれない時代です。
冒頭のモアクトなどはよい例で、連携する企業の社会貢献活動をアピールする場となっています。私たち利用者はアプリを無料で使えますが、関西電力は連携する企業から料金を徴収してアプリを運営します。社会貢献活動を広めイメージアップをはかる企業とwin-winの関係といえるでしょう。
私たちがこうしたアプリを利用すると、小さな社会貢献活動で多少のポイントがもらえて、社会が少しよくなることにも貢献できます。活動の輪が広がれば、社会貢献が身近なものになるでしょう。
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利用者の私たちにも、企業にも、社会にもよい取り組みがもっと増えるといいと思います。
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