オレンジページは11月19日、「家庭の夫婦間での家事分担」に関する調査結果を発表した。同調査は9月13日〜23日、全国の20歳以上の女性1,245人を対象に、インターネットで実施した。
夫が家事をしているかをきいたところ、「している」と答えた人は56.6%だった。しかし、1日のうち家事に費やしている時間は、妻が平日で「1〜2時間未満」、休日で「2〜3時間未満」が最多なのに対し、夫は平日で「15分未満」、休日で「15〜30分未満」が最も多かった。
夫婦間の家事分担の割合でも、「妻が8割以上」の合計が77.6%と最も多かった。最も家事の分担率が高いのは30代の75.5%で、60代以上の64.0%と比べて10ポイント以上の差があった。
現在、夫がしている家事は「ごみ出し」(60.0%)が最も多いが、「各部屋のごみをまとめる」「ごみの分別」はともに3割未満にとどまり、「名もなき家事」は妻の役割になっていることが多いことがわかった。
妻が夫にしてほしいと思う家事のトップは「風呂掃除」(45.8%)で、2位は「食器洗い」(38.9%)、3位は「トイレ掃除」(38.3%)だった。「妻がしてほしいこと」と「夫がしていること」のギャップが最も大きかったのは「ふとん干し」で、「トイレ掃除」が続いた。
夫婦間で家事分担の話し合いをしているか尋ねたところ、72.6%が「していない」と答えた。夫婦の家事分担について「満足」と答えた人は50.9%、「不満」と答えた人は49.1%と、ほぼ半々だった。(フォルサ)