日産自動車は全国のおでかけスポットを提案する「奥名所 Presented by NISSAN ROOX」という取り組みを始めた。「奥名所」というのは「まだ広く知られていない名所」という意味の言葉。マンネリ化しがちな家族旅行に新たな目的地を提案する日産の狙いとは。
旅行先のマンネリ化に悩む家族が6割?
日産が子供を持つ500名の家族にアンケート調査を行ったところ、「おでかけ先がいつも同じ場所」と感じている家族は実に6割にのぼったそうだ。「家族で新しいおでかけ先を見つけたい」と考える家族は8割に達したという、「家族と車でおでかけする際に行き先に求めるものは?」の回答では「手軽に行ける」が1位に。これらの調査結果から、おでかけ先のマンネリ化と手軽に行ける新たな目的地探しに悩む家族の現状が浮き彫りとなった。
そんな家族に向けて日産が企画したのが「奥名所 Presented by NISSAN ROOX」だ。
日産が着目したのは、日本各地に存在する奥まった細道の先にある隠れたおでかけスポット。こうした場所を「奥名所」と命名して新たな旅行先として提案することで、道中のドライブも楽しめる家族のおでかけにつなげるのが狙いだ。
「奥名所 Presented by NISSAN ROOX」の始動にあたり日産は、特設ウェブサイトで「奥名所マップ」を公開。細い一本道の先にある隠れた名店や曲がりくねった小道を抜けた先にある展望台など、日本各地の奥名所を「食べる」「見る」「遊ぶ」「作る」の4つのカテゴリーで紹介している。
利用方法は「奥名所マップ」をチェックするだけ。気になったスポットがあればおでかけ先の候補に加えて、あとは家族で話し合って行き先を決めればいい。おでかけ先のマンネリ化に悩む家族の選択肢を増やすのが取り組みの目的となっている。
「ルークス」なら狭い道でも心配なし!
先述のアンケートでは、クルマでのおでかけ先を決める際に、行き先までの道路事情を懸念点に挙げる声が多く聞かれたという、例えば「道の狭さ」については、道幅4m程度から運転に不安を感じる人が多いそうだ。
そうすると、細道の先にある「奥名所」はおでかけ先の候補になりづらいのではないか。これに対する日産の答えが、スーパーハイトワゴンの軽自動車「ルークス」(ROOX)だ。
コンパクトながら広々とした室内空間やたくさんの荷物が積載可能な荷室、ハンズフリーオートスライドドアなどの便利な機能を備えるルークスは、日常生活での使い勝手がいい家族のための軽自動車だ。
一方で、駐車時や狭い道での通り抜けをアシストするインテリジェントアラウンドビューモニターや高速道路走行を支援するプロパイロットなど、多くの先進装備も搭載。家族のおでかけにもぴったりの1台といえる。運転しやすいボディサイズは奥名所へのドライブにも最適だ。
日産では今後も「奥名所マップ」の更新を続けていく予定。おでかけ先に悩んだ時にのぞいてみると、何らかのヒントが見つかるかもしれない。
安藤康之 あんどうやすゆき フリーライター/フォトグラファー。編集プロダクション、出版社勤務を経て2018年よりフリーでの活動を開始。クルマやバイク、競馬やグルメなどジャンルを問わず活動中。 この著者の記事一覧はこちら(安藤康之)