さいたま地裁がきのう、在日クルド人に対する「ヘイトスピーチ」デモを禁止する決定をしたことを受け、在日クルド人団体の代表らが、さきほど会見を開き、地裁の決定は「大きな一歩」と評価しました。
多くのクルド人が暮らす川口市や蕨市では、クルド人を侮辱するなどの「ヘイトデモ」が相次いでいて、さいたま地裁はきのう、川口市内にある在日クルド人団体の事務所付近で、ヘイトデモを禁じる命令を出しました。
これを受け、裁判所に申し立てをした在日クルド人団体の代表がさきほど会見を開きました。
日本クルド文化協会 チカン・ワッカス代表
「裁判所の決定は、私達にとって大きな一歩であり、未来への希望を繋ぐものです」
また、団体を支援する弁護士は、「ヘイトスピーチは日を追うごとに増長している」として、「自治体は一日も早く、差別撤廃条例の制定に動いて欲しい」と訴えました。
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