バイエルンがリール所属のカナダ代表FWジョナサン・デイヴィッドに関心を寄せているようだ。21日、ドイツメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
現在24歳のデイヴィッドは2018年冬にベルギーの名門ヘントの下部組織に加入し、2018−19シーズンにトップチームデビューを飾った。2020年夏に完全移籍加入したリールでは前線の主軸として活躍し、ここまで公式戦通算202試合で97ゴール20アシストをマーク。カナダ代表でも歴代最多の31ゴールを挙げており、FIFAワールドカップカタール2022出場にも大きく貢献した。
過去に幾度となくステップアップが噂されながらも、現在に至るまでリールで活躍し続けているデイヴィッド。しかし、現行契約は2025年6月末で満了を迎え、今年1月からは他クラブとの事前交渉が可能になることから、その去就には大きな注目が集まっている。
報道によると、プレミアリーグやセリエA移籍の可能性が取り沙汰されるなか、バイエルンもデイヴィッドに具体的な関心を寄せているという。リールのオリヴィエ・レタン会長も、バイエルンが同選手の獲得に向けて交渉を行っていることを認めたようだ。しかし、リールが今冬のオファーに耳を傾ける可能性が低いと『スカイスポーツ』のフロリアン・プレッテンベルク記者は指摘。来夏にフリートランスファーで新天地を求める見込みと伝えられている。
なお、デイヴィッドに対してはミランやユヴェントス、インテル、リヴァプール、アーセナル、バルセロナら多くの強豪クラブが関心を寄せている模様。まさに引く手数多の状態となっているデイヴィッドだが、新天地はどこになるのだろうか。はたまた、リールとの契約延長の可能性はあるのか。今後の動向に注目が集まる。