ラグビー日本代表(世界ランク13位)は24日午後4時10分(日本時間25日午前1時10分)、英アリアンツ・スタジアムでイングランド(同7位)との欧州遠征「リポビタンDツアー2024」最終戦に臨む。
22日は登録メンバー23人を発表し、先発SOには本職がCTBのニコラス・マクカラン(トヨタヴェルブリッツ)を抜てき。36−20で勝利した前戦のウルグアイ(同18位)戦で司令塔を担った松永拓朗(東芝ブレイブルーパス東京)をFBに回した。
22日(日本時間23日)の記者会見には、体調不良のエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)に代わり、ニール・ハットリー・コーチングコーディネーター(CC)が出席。出場停止となっているロックのワーナー・ディアンズ(東芝ブレイブルーパス東京)、コンディション不良だったフランカーのファカタバ・アマト(リコーブラックラムズ東京)以外は全員が選考対象だったといい、ハットリーCCは「マクカランを10番に置くことで、勝つチャンスを最大限にできる。(選考は)トレーニングをベースにしている。ラグビーをよく理解し(SH)斎藤との連係、関係性も良好。ディフェンスやボールを持った時のパフォーマンスがいい」と期待を込めた。
過去12戦全敗で強力FWを擁すイングランドとの対戦のため、控えのBKは普段の3人から2人体制とした。控えに入ったフランカーのベン・ガンター(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、NO8テビタ・タタフ(ユニオン・ボルドー・ベグル)ら厚みが増したFWに対しては「インパクトを望んでいきたい」とし「今週末は8万2000人満席のトゥイッケナムでできる大きなチャンス。今後も我々が向上する、大きな機会になる」と力を込めた。
イングランドの聖地では22年11月にも対戦し、13−52で完敗した。前半25分までに0−17と主導権を握られ、8万1087人の大歓声にのみ込まれた。主将を務めるSH斎藤直人(スタッド・トゥールーザン)は同戦に後半途中出場し、トライを決めた。大一番に向けて「アウェーは基本的にどの試合もそうですが、特にトゥイッケナムはすごい観衆。どうやって自分たちにモメンタム(勢い)、エナジー(力)を生み出せるか。プレー中の少ない時間で意思統一できるか、流れが傾きかけた時に、流れを取り戻せるか。それがチームとしても、一リーダーとしても大事だと思います」と意気込んだ。【松本航】
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◆日本代表登録メンバー
〈1〉岡部崇人(横浜キヤノンイーグルス)
〈2〉原田衛(東芝ブレイブルーパス東京)
〈3〉竹内柊平(浦安D−Rocks)
〈4〉サナイラ・ワクァ(花園近鉄ライナーズ)
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〈5〉エピネリ・ウルイバイティ(三菱重工相模原ダイナボアーズ)
〈6〉下川甲嗣(東京サントリーサンゴリアス)
〈7〉姫野和樹(トヨタヴェルブリッツ)
〈8〉ファウルア・マキシ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)
〈9〉斎藤直人(主将、スタッド・トゥールーザン)
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〈10〉ニコラス・マクカラン(トヨタヴェルブリッツ)
〈11〉ジョネ・ナイカブラ(東芝ブレイブルーパス東京)
〈12〉シオサイア・フィフィタ(トヨタヴェルブリッツ)
〈13〉ディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)
〈14〉長田智希(埼玉パナソニックワイルドナイツ)
〈15〉松永拓朗(東芝ブレイブルーパス東京)
〈16〉李承〓(火ヘンに赤二つを横に並べる)(三菱重工相模原ダイナボアーズ)
〈17〉森川由起乙(東京サントリーサンゴリアス)
〈18〉為房慶次朗(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)
〈19〉秋山大地(トヨタヴェルブリッツ)
〈20〉テビタ・タタフ(ユニオン・ボルドー・ベグル)
〈21〉ベン・ガンター(埼玉パナソニックワイルドナイツ)
〈22〉藤原忍(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)
〈23〉梶村祐介(横浜キヤノンイーグルス)
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