(左から)パーソナリティの小山薫堂、石原和幸さん、宇賀なつみ
◆エリザベス女王もその独創性を認めた“緑の魔術師”
石原さんは、1958年生まれ、長崎県出身の66歳。世界最古にして最も権威がある「英国チェルシーフラワーショー」にて、これまで合計12個のゴールドメダルを獲得し、エリザベス女王から“緑の魔術師”と称えられた庭園デザイナーです。
「英国チェルシーフラワーショー」は、英国王立園芸協会主催でイギリス・ロンドンにて毎年5月に開催される、150年以上の歴史を誇る最高峰の国際ガーデニングショーです。
同ショーについて、石原さんは「世界中のガーデナーがここを目指しているんですけど、映画にも何回かなっていまして。全部で600くらいの出展があります。お庭の部門や農業の品種改良とか、いろいろな部門があるんです。(会期中の)チェルシー地区は、街全体がディスプレイされているんです。スローンスクエアという駅がありまして、降りた瞬間に『ここが会場?』というくらい駅の全部に花が飾ってあります」と説明します。
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その翌年、2004年に初出品した石原さんは、ゴールドに次ぐシルバーギルドを獲得しました。「ゴールド、シルバーギルド、シルバー、ブロンズ、ノーメダルとあるんですけど、(2004年は)ゴールドはいなくてシルバーギルドだけだったんですよ。『嘘でしょ!』って、死ぬほどうれしくて。BBCも僕を取材してくれて、(現地の)イギリスで話題になりました」と回顧。
そんな権威あるフラワーショーで初参加ながらシルバーギルドを受賞したとあって、「日本に帰ってきてすごい数のマスコミがいるのを期待していたら、ひとつも話題にならなくて、悔しくて……。『英国チェルシーフラワーショー』の素晴らしさを日本で伝えることが僕の仕事だと。だから、出続けると決めたんです」と思いを語ります。
小山が「これまで12回ゴールドメダルを獲得されましたが、例えば、どんな庭だったんですか?」と尋ねると、石原さんは「600のカテゴリーでナンバーワンになったことが1回ありまして。ガレージ・ガーデンというのを作りました。ミニクーパーを主人公にして、そこから階段が横から上がって、その上にデッキがあります。ガレージがミニクーパーなので、約3m50cmくらい、幅が8mのスペースがあります。左側には蛍が飛ぶような川を作って、その奥にワインセラーがあって。あとは車の工具があったり。階段の下は全部緑化して、水も流れて、そのなかにはアヤメが咲いていたり。自分の好きなものを全部ここに集めて、プレジデント・アワードを受賞しました」と振り返ります。
それを聞いた小山は、「男の夢ですね。車があって、ワインセラーがあって」と反応。石原さんは「自分の世界というか、秘密基地を作るような感じです」とうなずきます。
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庭づくりが凝縮された石原和幸さんの写真集「石原和幸の庭」(WAVE出版)
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11月17日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2024年11月25日(月) AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:日本郵便 SUNDAY’S POST
放送日時:毎週日曜 15:00〜15:50
パーソナリティ:小山薫堂、宇賀なつみ
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/post/
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