<全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝)>◇24日◇宮城県松島町文化観光交流館前〜弘進ゴムアスリートパーク仙台(6区間42・195キロ)
JP日本郵政グループが2時間13分54秒で4年ぶり4度目の優勝を果たした。
23年世界陸上7位入賞の広中璃梨佳(24)は、今季初レースながら3区で快走。33分33秒で区間2位をマークした。
優勝のゴールテープを切って倒れ込むアンカー・太田琴菜(29)にチームメートが駆け寄る。みんなで歓喜の輪つくり勝利をかみしめたあと、広中は1人1人と抱き合いながら言った。「最高の誕生日になりました!」。
この日、24歳の誕生日を迎えた。5年前のクイーンズ駅伝も11月24日。その時には1区(7・0キロ)を走り、当時の区間新記録となる21分32秒でチームを勢いづけた。勢いそのまま、チームは16年以来2度目の優勝を果たした。
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5年ぶりのバースデーランで優勝。喜びもひとしおだった。今季は右ひざのけがに苦しみ、「振り返ると、すごい苦しい1年だったなと思います」。復帰までに2カ月以上かかった故障は初めてだったが、それでも必死にもがきながら回復に努めた。「踏ん張れた、ここまで来られたのはチームの支えが、メンバーの存在があったからこそ。苦しみがうれしさに変わった瞬間でした」。最高の誕生日プレゼントをかみしめた。【浜本神威】
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