イスラエルとレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラとの停戦に向けた協議が行われるなか、ヒズボラがイスラエルに対しロケット弾など250発を発射したとイスラエル軍が発表しました。
イスラエル軍によりますと、ヒズボラは24日、中部テルアビブ郊外や北部の地域に対して250発のロケット弾などを発射しました。
このうちの多くを迎撃したということですが、地元メディアは住宅などに被害が出たと伝えていて、11人がけがをしたということです。
一方、イスラエル軍もレバノンの首都ベイルートなどへの攻撃を続けていて、ヒズボラの諜報部隊の司令部を標的に攻撃を実施したと明らかにしました。
こうしたなか、イスラエルとヒズボラの停戦に向けてEU=ヨーロッパ連合のボレル外交安全保障上級代表が24日、レバノンを訪問し、ヒズボラとの窓口を担うレバノン国民議会のベリ議長と会談しました。
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ボレル氏は会談後、「イスラエル政府からの最終合意を待っている」と述べたうえで、合意に至るよう「イスラエルとヒズボラに圧力をかけなくてはならない」と強調しました。