20代前半と後半、転職が有利なのはどっち?「アピールポイントが少なかった」「少し厳しめに見られた」

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2024年11月25日 12:10  まいどなニュース

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20代前半と後半の転職の違いは? ※画像はイメージです(milatas/stock.adobe.com)

同じ20代でも、「第二新卒」に含まれることも多い20代前半と、30代を前にした20代後半では、転職難易度が異なると言われています。株式会社R&G(さいたま市大宮区)が現役看護師を対象に実施した「20代前半と後半の転職の違い」に関する調査によると、「転職は20代後半のほうが大変だった」と回答した人が多くなりました。

【調査結果】20代前半と20代後半の転職はどちらが大変だった?

調査は、20代前半と後半の両方で転職経験がある全国の男女143人を対象として、2024年8月〜9月の期間にインターネットで実施されました。

まず、「20代前半の転職理由」を聞いたところ、「仕事内容・業種を変えたい」(29人)、「人間関係に問題がある」(28人)、「待遇を改善したい」(14人)などが上位に挙がり、「新卒で入社したものの、実際の仕事が自分の理想・スキルに合っていないと感じ、別の分野・業界に挑戦したいと考えた」(男性)など何らかのミスマッチがあり、転職を決意した人が多いことがわかりました。

一方、「20代後半の転職理由」では、「待遇を改善したい」(38人)、「仕事内容・業種を変えたい」(26人)、「ワークライフバランスを整えたい」(18人)といった回答が上位に挙がり、「人生を長い目で見たときに、生活を安定させるために転職が必要だと感じ転職しました。今後長く働くために、給与や休日の安定化などが必要と感じ転職しました」(女性)など、20代前半の転職理由に比べると、より「長い目で人生を見つめたときにどうか」を意識した回答が多くなっています。

では、「20代前半」と「20代後半」の転職はどちらが大変だったのでしょうか。この質問に対しては、「20代前半のほうが大変だった」は21.0%、「20代後半のほうが大変だった」は39.1%となりました。

「20代前半のほうが大変だった」と答えた人からは、「スキルもないので、アピールポイントが少なかった」「あまり軸が定まっておらず、時間がかかってしまった」といった意見が聞かれた一方、「20代後半のほうが大変だった」と答えた人からは、「すでに結婚していて、家庭の事情を考慮しながら転職先を探す必要があった」「少し厳しめに見られたり応募できる求人が少なかったりした」などの意見が寄せられています。

最後に、「20代前半と後半での転職先を選ぶポイントの違い」を聞いたところ、「ワークライフバランスを考えた」(41人)が最も多く、次いで「待遇をより重視」(33人)、「仕事内容をより重視」(30人)が続きました。それぞれの回答についてのコメントは以下の通りです。

【ワークライフバランスを考えた】
▽家庭環境に影響が少ないかどうか(男性)
▽前半はとにかく自分の興味のある業界や職種を選びましたが、20代後半ではプライベートを重視して長い目線でキャリア形成ができる企業を選びました(女性)
▽前半では主にスキルアップや給料面を考えながら探しました。後半は結婚を機にした転職だったので、「結婚生活に影響するか」や「子どもができたときの働き方」などを考えながら探しました(女性)

【待遇をより重視】
▽給与はあとで大切になってきた(男性)
▽20代前半は業務内容、後半は給与を重視しました(女性)
▽20代前半は経験がないので「どんなことでも頑張ろう」という気持ちだった。20代後半になると、経験も積み自分が求める環境や報酬が明確になった(女性)

【仕事内容をより重視】
▽20代前半は、福利厚生が充実している企業。後半はとりあえず自分ができそうな仕事を選びました(女性)
▽体力的にも最後のチャンスだと思い、バリスタに絞って転職活動しました。カフェで働くことが夢だったので(女性)
▽20代後半では、給与へのこだわりが少なくなりました。お金より「やりたい仕事ができるか」が大切になりました(男性)

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【出典】
▽株式会社R&G/【転職は20代前半と後半のどちらが大変?】経験者143人アンケート調査

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