前回からの続き。私はヒサエ。子どものアオイが幼稚園に通っているとき、ママ友ができなかったのが悩みでした。同級生のマオはパートで仕事をしていましたが、タイミングが合えば一緒に児童館に行ったりしていたため、ママ友作りを怠っていたのです。気が付けばもうグループができていて、内気な娘もなかなか友だちができず悩んでいたところ、ジュリさん親子が私たちを助けてくれたのです。私はジュリさんとユリちゃんが好きだし、アオイもユリちゃんが大好き。けれどマオは、3人でいることがイヤみたいです。
ずっと欲しかったママ友がようやくできたことをマオに話したところ、「ふーん」とそっけない返事。何かマオの気に障ることを言ってしまったのでしょうか。もしかして、私に新しいママ友ができたことがおもしろくない……?
マオは下の子を妊娠中で、仕事はいったん辞めることにしています。さらに子どもたちが全員同じ小学校ということもあって、3人で遊ぶ機会が増えました。だからなのか、マオは急にジュリさんが来るのはイヤだと言いだしたのです。
ジュリさんを仲間外れにするなんて絶対にできません。マオにそう話すと、「私たちがユリちゃんを預かればいいじゃない」と言いました。
その夜、私は旦那に相談しました。旦那も地元が同じ同級生。マオのこともよく知っています。旦那は、「マオは独占欲が強そうだし、お前をジュリさんに取られそうだと思ったんじゃない?」と言います。
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私はジュリさんにはとても感謝していて、ユリちゃんにも恩を感じています。アオイが明るい性格になれたのは、ジュリさんとユリちゃんのおかげ。ママ友がなかなかできず、悩んでいた私の悩みを一気に解決してくれたのはジュリさんなんです。だからジュリさんと仲良くしていたかったのに、マオが「私はイヤだ」と。マオの意見も尊重して、マオの日とジュリさんの日と、交流する日をなるべくわけて、それでもユリちゃんはなるべく預かって一緒に遊べるようにすることにしたのです。
【第5話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・物江窓香 作画・Ponko 編集・海田あと