久保建英の途中交代は予定どおり? ソシエダ指揮官は現地記者の質問に「全員代えたかった」

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2024年11月25日 17:01  webスポルティーバ

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 11月24日(現地時間)、ラ・リーガ第14節、アスレティック・ビルバオ対レアル・ソシエダ戦の撮影取材のため、スペイン北部のバスク州ビルバオを訪れた。

 久保建英が所属するソシエダの本拠地サン・セバスチャンもバスクを代表する都市であり、この両チームの戦いは「バスクダービー」として知られる。

 代表ウィーク明けの今節、久保はW杯アジア3次予選に臨んだ日本代表からの合流となった。時差や長距離移動による疲労などが考慮され、ベンチからのスタートも考えられたが、先発での出場となった。

 意地と意地がぶつかるダービーで、ゲームは序盤から赤と白を基調としたユニフォームをまとうビルバオが主導権を握った。青と白のユニフォームのソシエダは、相手の前線からの激しいプレスをかいくぐることができず、久保の元までボールを運ぶことのできない時間が続いた。

 そしてソシエダは前半26分、右サイドを破られ、ニコ・ウイリアムズにクロスを上げられると、オイアン・サンセトにヘディングでゴールを破られてしまった。

 失点以降、ソシエダが徐々にペースを掴み、久保の元へボールが回る回数が増えた。

 久保へは、相手左サイドバックのユーリ・ベルチチェが徹底マークしたのに加え、常にふたり目、3人目のカバーが置かれたが、カットインから逆サイドへの展開。また、自陣から単独突破を仕掛けると、たまらずファールで止めた相手に警告を誘発している。

 前半終了間際には、久保からのパスを受けたアンデル・バレネチェアの折り返しに久保が走り込みシュートを放つなど、久保がソシエダの攻撃を牽引した。

 後半序盤にも久保が起点となり決定機を迎えたが、ゴールを決めることはできなかった。

 久保は60分、ソシエダの最初の交代選手ふたりのうちのひとりとしてピッチをあとにした。試合は1−0のまま、ホームチームが勝ち点3を手にしている。

 試合後の会見では、現地の記者からソシエダ指揮官イマノル・アルグアシルに、 早すぎたように感じられる久保の交代についての質問が飛んだ。

 するとアルグアシル監督は「私にとって、誰ひとり輝いている選手はいなかった。もし11人交代できるなら、交代していましたよ」と答えていた。

 ただ、これまでの彼の選手起用法を踏まえつつ、現実的に考えれば、日本代表での活動の影響や、これから中3日で迎えるヨーロッパリーグ、アヤックス戦へ向けてのターンオーバーとして、ゲーム展開にかかわらず60分での交代が事前に決まっていたと見るのが妥当だろうか。

 ソシエダは、アヤックス戦、ラ・リーガ第15節ベティス戦と、厳しい日程が続く。久保の起用法にも注目が集まる。

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