先週(11月17日週)登場したマザーボードで目立っていたのは、GIGABYTE TechnologyのSocket AM5モデル「X870I AORUS PRO ICE」だ。価格は6万円弱となる。
●スロットやコネクターまで白いMini-ITXマザーがデビュー
Ryzen 9000シリーズに対応するAMD X870チップセット搭載モデルとしては、初のMini-ITX規格を採用している。白い基板を採用しているのに加え、M.2スロットとDDR5スロットを2基搭載しており、2.5GbE対応の有線LANと無線LANのWi-Fi 7用アンテナが用意される。
各ショップの評価は上々だ。パソコン工房 秋葉原パーツ館は「スロットやコネクター類まで白でそろえて、相当気合いが入っていますね。ギガバイトさんが何を求められているのかをしっかり突き詰めた製品だと思います」と高く評価していた。
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TSUKUMO eX.も「Ryzen 9000シリーズのポテンシャルをフルに生かせる小型マシンを組める貴重な選択肢ですね。見栄えも考え抜いていますし、欲しい人は多そうです」とコメントする。
なお、X870チップセット搭載のMini-ITXマザーボードは、ASUS JAPANも黒ベースの「ROG STRIX X870-I GAMING WIFI」の近日の投入を予定している。
●2本のダミーモジュール付きDDR5キットがv-colorから登場
DDR5メモリでは、より高クロックで安定動作が望めるCUDIMMが続々と登場している。先週はG.SkillからDDR5-8800/8400/8200規格の48GBキットが売り出された。DDR5-8800対応の「F5-8800C4255H24GX2-TZ5CK」は5万4000円弱だ。パソコンSHOPアークでは、3モデルとも発売後すぐに売り切れとなったという。
ただ、同店では別のDDR5キットも話題を集めている。v-colorの「Manta XFinity RGB DDR5 SCC」シリーズに属するDDR5-6000キットで、16GBモジュール2枚とダミーモジュール2枚がセットになっている。ブラックとホワイトがあり、価格はどちらも2万円弱だ。
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ダミーモジュールを挿すことで、メモリスロットが4本あるマザーボードでも全てのスロットを埋められる。ダミーモジュールもARGB LEDを備えており、発光パターンをそろえることが可能だ。
同店は「高速なDDR5メモリは4本で安定動作させることが難しく、2本で動かすというパターンが多くあります。ただ、それでも見た目重視で全てのスロットを埋めておきたいということで、案外ダミーモジュールを求める声はあるんですよね」と語る。
●アイネックからいろいろ使える熱伝導パテが売り出される
その他のアイテムでは、アイネックスから「チップセット用すき間埋め熱伝導パテ」(HP-01)が登場している。熱伝導率が6.0W/m・Kの熱伝導パテがシリンダーに5g入っており、チップセットだけでなく、メモリや拡張カード、M.2 SSDなどとヒートシンクの隙間を自在に埋められる。価格は600円弱だ。
入荷したショップでは概ね好評だ。オリオスペックは「チップの微妙な凹凸を気にしなくてよくなりますし、いろいろと便利に使えますね」と話していた。
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●7980円で買えるピラーレスATXケースにドスパラ限定モデルが登場
ドスパラ秋葉原本店では、MONTECHのピラーレスATXケース「XR」のドスパラコラボモデルを売り出している。ブラックとホワイトがあり、価格は共に7980円となる。
通常のXRでは木目調のテクスチャーが入っているフロントパネルを無地に変え、ホワイトモデルに付属するファンケーブルなどを白に統一しているのが特徴だ。基本的な仕様は同じで、約420mmまでのグラフィックスカードを組み込め、約175mm高のCPUクーラーまで対応する。外形は約230(幅)×435(奥行き)×450(高さ)mmだ。
同店は「安価かつコンパクトにピラーレスケースが導入できるということで、さまざまな用途に使いやすいと思います。トータルの予算も抑えられますしね」とプッシュしていた。
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