存在しないはずの302号室の鍵、浴室の点検口から出入りする謎の男、突然喋り出す遺品の人形、毎夜ガラス越しに現れる黒い影、前触れもなく失踪した不動産の営業マン、火災を逃れ残った不思議な絵、深夜に背後から覗き込む気配―部屋を探すときは「告知事項」にご注意ください。事故物件で起きた出来事をはじめ、著者自身が実際に体験した不思議なエピソードをまとめた「告知事項あり。その事故物件で起きること」(著:株式会社カチモード代表取締役社長児玉和俊)が2025年1月22日、リリースされます。
【写真】「息抜き」や「お祓い」などをしないまま蓋をされてしまった井戸。重苦しい空気が伝わってくる
本書に掲載しているエピソードは、すべて実際に起こった話。部屋の中や建物内で人が亡くなった物件、いわゆる「事故物件」では、ときに常識や科学で説明がつかないことが起きます。書名にある「告知事項」とは、事故物件も含め、不動産の賃貸契約や売買契約の際に、貸主・売主が顧客に告知しなくてはいけない、物件についての種々の情報を指します。部屋の中や建物内で人が亡くなった物件では、心理的瑕疵が生じるとして、その事実を告知する義務が生じます。今回、そうした事故物件で“オバケ調査”を専門に行う、カチモードの児玉和俊氏が、不動産管理会社で働いていたときを含め、7000室の物件を内見してきた中で実際に体験した話を書籍化します。
カチモードは、事故物件を専門に室内および建物内を調査する不動産コンサルティング会社。現地調査を実施し、報告書・証明書を発行することで、入居者が抱く「心理的瑕疵」という心の垣根を低くして、物件のオーナーが被ってしまう不動産資産価値の減少を最小化することを目的としています。不動産管理会社で培ったノウハウを活かしつつ、映像や音声など8項目で、泊まり込みで調査を実施します。
【児玉和俊さんプロフィール】
こだま・かずとし 1979年生まれ。2007年から15年間、賃貸不動産管理会社の営業マンとして働き、7000室以上の不動産管理に関わる。2022年12月、「物件で死亡事故が起きた際に、所有者や管理会社を支援するため、事故物件の“オバケ調査”を行う会社」としてカチモードを起業。宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、相続支援コンサルタントなど、取得資格多数。2024年、映画『新・三茶のポルターガイスト』出演。
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書籍概要
『告知事項あり。 その事故物件で起きること』
発売日:2025年1月22日
価格:1650円(税込)
仕様:四六判・256ページ
発行:イマジカインフォス
発売:主婦の友社