畠中恵による大ベストセラー小説『しゃばけ』シリーズが、2025年にTVアニメ化されることがわかった。発表に伴いティザービジュアルと特報PVが公開。アニメーション制作は「アイカツ!シリーズ」や『銀魂』シリーズのBN Picturesが手掛け、主人公の一太郎役は山下大輝が務めることも明らかになった。メインスタッフと山下からコメントも到着した。
『しゃばけ』は「第13回日本ファンタジーノベル大賞」で優秀賞を受賞しシリーズ累計発行部数は1000万部を突破する、畠中恵による時代ファンタジー小説だ。
時は江戸。日本橋有数の大店である長崎屋の若だんな“一太郎”は、生まれた時から身体が弱く外出もままならない。そんな一太郎の身の周りには白沢や犬神といった妖たちが仕え、常に守られていた。
ある夜、周囲の目を盗んで出かけた一太郎は人殺しを目撃してしまう。その日をきっかけに、江戸では猟奇的な殺人事件が次々と起こり始めた。かくして妖たちの助けを借り、一太郎の下手人さがしが始まる。
ドラマやコミカライズ、舞台など数多くのメディアミックスを経ての待望のTVアニメ化では、アニメーション制作は「アイカツ!シリーズ」や『銀魂』シリーズなどを手掛けるBN Picturesが担当する。
『もののがたり』で助監督を務めた大川貴大監督のもと、シリーズ構成に『SHOW BY ROCK!! STARS!!』の待田堂子、キャラクターデザインに『佐々木と宮野』総作画監督の皆川愛香利が名を連ねた。新進気鋭のスタッフが集結し、江戸情緒と人情味あふれるキャラクターたちが魅力の本作を描く。
また主人公の一太郎役は山下大輝に決定し、メインスタッフと山下からのコメントも寄せられた。
このほかTVアニメ化の発表に伴い、『しゃばけ』の公式LINEアカウントもオープンした。原作やTVアニメなど本作の最新情報を届けていく。なお、いま登録すると、スマートフォン用の壁紙2種類をもらえる。続報を見逃さないよう、ぜひこの機会に登録しておこう。江戸の町人と妖たちが織りなす、愉快で不思議な時代劇ミステリーがどのようにTVアニメ化されるのか、今後の続報から目が離せない。
<以下、コメント全文掲載>
原作・畠中恵
公募新人賞への投稿作だった『しゃばけ』がアニメになって、若だんなや妖達が動き、語っている。
その事に感動しております。
妖達が、一緒にアニメを楽しんでくれる沢山の方々と、出会える事を願っています。
監督・大川貴大
江戸時代と聞くと、遠い世界のことのように思えますが、畠中先生の書く原作『しゃばけ』はそれを感じさせない作品です。
原作同様、一太郎たち江戸の人々や、それを取り巻く妖たちに親しみを感じる、そんな作品になればと思います。
ぜひ放送を楽しみにお待ちください。
シリーズ構成・待田堂子
時代劇を書きたい! 書きたい! と言っていたタイミングに、もともとファンだった『しゃばけ』の脚本のお話を頂けて。やはり言霊ってあるんだな…と痛感しました。さて、主人公の一太郎は、病弱だけど強い心と明晰な頭脳を持ち、また誰からも愛される生粋の『人たらし』(笑)。またそんな若だんなを過保護に甘やかす佐助と仁吉の活躍ぶりを是非お楽しみいただければと思います。
キャラクターデザイン・皆川愛香利
キャラクターデザインとして関わる機会を頂き光栄に思っております。
キャラ1人1人の魅力をアニメで伝えられるよう頑張りますのでよろしくお願いいたします。
音楽・石塚玲依
舞台は江戸、妖がいて、人間関係もさまざまで、劇伴としてこだわりたい部分がたくさんある作品です。
そんなユニークな世界にふさわしい音楽は何かと考えるのは楽しい日々でした。
そして熱心なファンの方が多い作品ですので、その期待に応えられるものをとの意気込みで書かせていただきました。
お楽しみいただけましたら幸いです。
一太郎・山下大輝
テレビアニメ『しゃばけ』の一太郎を演じられること、とても光栄です。一太郎の周りの妖(あやかし)達がとても個性があり魅力的で、そんな妖たちの力を借りながら謎を解き明かしていく、ハラハラとユーモアのバランスがとても心地いいです!老若男女の方々に観て頂きたい素敵な作品なので是非放送開始をお楽しみに!
【タイトル】
しゃばけ
【放送情報】
2025年放送
【スタッフ】
原作:畠中恵『しゃばけ』(新潮文庫刊)
監督:大川貴大
シリーズ構成:待田堂子
キャラクターデザイン:皆川愛香利
音楽:石塚玲依
アニメーション制作:BN Pictures
【キャスト】
一太郎:山下大輝
(C)畠中恵・新潮社/アニメ「しゃばけ」製作委員会