求人情報に掲載された仕事内容とは全然違う仕事をさせられたら堪ったものではない。東京都の40代女性は以、「不動産会社の営業」に応募したものの、想定外の業務を担当させられたという。(文:林加奈)
「事前通知もなくいきなりあり得ないことをした」
女性は無事に採用されものの、配属されたのは営業職ではなかった。
「入社日当日、いきなり『コンシェルジュサービス室』の皆さんに紹介され、私の席がそこに用意されていた」
具体的にどのようなことをやる部署かは説明されていないが、一般的に不動産で「コンシェルジュ」と言えば、高級マンションのフロントで入居者に対し、荷物の受け取りなどさまざまなサービスを提供する仕事だ。最近は、不動産売買に関するアドバイスやコンサルを行う仕事もコンシェルジュと呼ばれることがあるが、いずれにせよ女性が思い描いていた不動産営業とは違う仕事だったようだ。
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なお、「事前通知もなくいきなりあり得ないことをしたこの会社」は女性が入社してから1年半後に破産申請したという。女性は入社から1年ほど経った段階で「不穏な空気」を感じて退職したというが
「この1年間を返してほしいし、その前で働いていた外資金融を辞めてまで入社した私の人生を返して欲しい」
と、恨み節をつづっていた。
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