就活の面接には遅刻することなく、時間に間に合うように行くのが当然のマナーだ。面接する側も、約束した時間を守るべきだろう。ところが、面接に行っても予定の時刻に面接が行われず、長時間待たされることもある。
「設定された面接の時間に行ったら、1時間以上待たされた挙句、担当部長からも人事担当からもなんのお詫びもなかった」
と振り返るのは、東京都の60代男性(企画・マーケティング・経営・管理職/年収850万円)。「途中、後どのくらい待って欲しいなどの説明もなし。遅くなった理由の説明も全くなし」と憤っている。(文:林加奈)
履歴書の内容を一社ずつ「大手なのか否か」と「退職理由」を執拗に聞かれた
これほど失礼な会社に入社したいとは到底思えない。
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「失礼にも程があると思うし、帰ってしまえば良かったと思った」
と今思い出しても怒りがこみ上げる様子だが、「エージェントへの義理だけで待っていた」と、待ち続けた理由を明かした。
都内に住む50代女性は、「都内大学病院の看護助手の面接を受けた際、当たり前ですが時間よりも少し早く着きました」と振り返る。面接は受けられたものの、相当失礼な態度だったという。
その病院は面接の予定をよほど詰め込んでいたのか、「前の方達の面接が長引いていて時間が遅れているとのことで応接室に通されて予定開始時間よりも30分ぐらいは待たされました」と語る。いざ面接が始まると
「面接室に案内され、人事部の中年男性と看護師長の2対1の面接でした。待たされた事への謝罪はなく、当然の如く私には名乗ってから着席するように言われましたが、自分達は一切名乗りもせず」
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面接が遅れたことに謝罪がなかっただけでも腹立たしいが、その後のやりとりも不快なものとなったという。
「何度か転職経験があり、それが全て異業種だったので、とにかく執拗に何で医療系に転職したいのかを詰問され、履歴書に書いた企業を一社ずつ大手なのか否かや、退職理由をこちらも執拗に聞かれ、本当に不愉快さだけが残った面接でした」
と最悪なやりとりを振り返っていた。結果は明かしていないが、もちろん入社はしなかっただろう。
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