JRAの平地競走としては最長距離の一戦で、活躍の場の少ないステイヤーにとって年間最大の目標レースとなる。万葉S、ダイヤモンドSなど長距離の上級クラスはハンデ戦が多い中で、別定戦であるということも一つの特徴。
1.先行馬有利
過去10回の勝ち馬延べ10頭の内、7頭は4角5番手以内だった。3着以内で見ても、延べ30頭中20頭は4角5番手以内。開幕週でかつ基本的に中緩みのあるレースであるから、前から組み立てられる馬が有利になる。
2.後半で速い脚を使えるか
過去10回中5回で、勝ち馬は上がり3ハロン35秒0以内の末脚を使っていた。レース後半でスピードが要求されるレースであり、スタミナだけでは太刀打ちできない。
3.リピーターが多い
15-17年に3連覇したアルバート、7回出走して4回3着以内に入ったトウカイトリックなどがいるように、リピーターが幅を利かせるレース。近走内容が芳しくなくても過去に好走した実績がある馬は侮れない。
アイアンバローズは昨年の勝ち馬で、21年は2着、22年も4着にきている。昨年は特に途中から先頭に立って後続をグングン引き離し、それでも上がり3ハロン35.6秒でまとめた。レース適性が高く、今年も好走は必至だ。