バイエルンに所属するドイツ代表MFアレクサンダル・パヴロヴィッチが戦線復帰に近づいているようだ。25日、『ビルト』や『スカイスポーツ』など複数のドイツメディアが伝えている。
パヴロヴィッチは現地時間10月19日に行われたブンデスリーガ第7節シュトゥットガルト戦で負傷。相手選手と競り合った際に受け身を取れずに落下すると、ポルトガル代表MFジョアン・パリーニャとの交代を余儀なくされ、後に鎖骨を骨折したことが明かされていた。
以降は欠場が続いているパヴロヴィッチだが、着々と戦列復帰に近づいているようだ。報道によると、現地時間18日のトレーニングに部分合流した同選手は、チャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第5節パリ・サンジェルマン(PSG)戦に向けた最終トレーニングにも参加していたとのこと。実戦復帰に向けたプロセスは当初の予定よりも早く進行しているようだ。
バイエルンを率いるヴァンサン・コンパニ監督は「復帰時期についてはまだ言えない。パヴロヴィッチは完治したわけではないので、いずれにしても今週ではない」と早期復帰の可能性を否定しつつ、「我々は彼が1月までに復帰できるとは思っていなかった。でも、彼自身とメディカルスタッフが良く働いてくれたので、早く進んでいるよ。ただ、ポジティブな話ではあるがプレッシャーをかけすぎるのは良くない」とコメントしている。
現在20歳のパヴロヴィッチは2011年夏にバイエルンの下部組織に加入し、昨年10月にトップチームデビューを果たした。昨シーズンは公式戦22試合で2ゴール2アシストを記録し、今年6月にはドイツ代表にデビュー。今シーズンもボランチの一角としてここまで公式戦通算9試合に出場し1ゴール1アシストをマークしている。