50代からでも遅くない!自分自身が満足するお金の使い方を身に付けるポイント

0

2024年11月26日 18:31  All About

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

All About

50代は老後を見据え、資産形成のラストスパートに入る時期です。50代からでもしっかりと資産形成をするにはどうすればよいのでしょうか。
50代は老後を見据え、資産形成のラストスパートに入る時期です。中には「今からでは遅いかも……」と思っている人もいるでしょう。しかし、実際には、50代からでもしっかりと資産形成ができる方法があります。それには、貯蓄と節約を習慣化することです。

今回は、さらに自分自身が満足するお金の使い方を身に付けるポイントもご紹介します。

満足するお金の使い方を身に付けるポイント1:先取り貯蓄でお金を貯めておく

「先取り貯蓄」は、無理なくお金を貯めるためのシンプルで効果的な方法です。収入を得たときに、まず貯蓄分を取り分けておき、その残りで生活費をやりくりします。このやり方は資産を築く基本として、多くの人が実践している方法です。

先取り貯蓄には以下の3つのメリットがあります。

確実にお金が貯まる

先取り貯蓄の最大のメリットは、毎月決まった金額を着実に貯めていけることです。毎月自動的に貯金が増え、将来のための資金がしっかりと蓄えられます。

無駄遣いを防げる

先取りで貯蓄を確保しておくことで、使えるお金が限られ、その範囲内でやりくりする意識が高まります。結果的に、無駄遣いを防ぎ、必要なものだけにお金を使うようになるのです。

お金に対する不安が減る

定期的に貯めていくことで、将来に対するお金の不安が減ります。急な出費が必要になった場合でも、蓄えたお金で対応できるので、金銭的な安心感を持つことができます。

満足するお金の使い方を身に付けるポイント2:固定費の見直しと変動費の予算管理をする

先取り貯蓄に回すお金を少しでも多く捻出するためには、日々の節約が欠かせません。節約を効率的に行うには、家計の大部分を占める「固定費」(家賃、保険、通信費など)を見直しましょう。例えば、携帯電話のプランを格安スマホに変更するだけでも、月々の通信費を大幅に減らすことができます。また、不要な保険を解約して、必要な保障だけのシンプルな保険に見直すのも効果的です。固定費は一度見直すと長期間にわたり節約効果が続くので、コストカットの大きなポイントになります。

次に、食費や娯楽費、日用品などの「変動費」に対しては予算を設定し、管理することが大切です。例えば、毎月の食費を4万円以内に収めると決め、1週間当たりの予算に分けてやりくりすれば、計画的に支出を抑えることができます。また、クレジットカードや電子マネーを使う際は、月ごとの上限を設定しておくことで、無意識のうちに支出が増えるのを防ぎやすくなります。

このように固定費と変動費を工夫して見直せば、日々の家計簿を細かくつけなくても、効率よく貯金を増やすことができ、実行しやすい方法としておすすめです。

満足するお金の使い方を身に付けるポイント3:「サイドビジネス」で小さな収入を増やしておく

50代からでも始められる小さな収入源を持つことで、経済的な余裕を生み、自由にお金を使うゆとりができます。副業やサイドビジネスといっても、難しいものではなく、自分のスキルや趣味を活かしたものから始めると良いでしょう。

例えば、リモートワークやオンラインで取り組める仕事であれば、自宅にいながら少しの時間を活用して収入を得ることが可能となるでしょう。余剰資金を作ることで、将来の安心感も高まります。

初心者でも始めやすいのは、クラウドソーシングサイトでの仕事探しです。例えば、「ランサーズ」や「クラウドワークス」などのサイトには、記事のライティングやアンケート回答といった短時間でできる仕事が多数あります。さらに、自分の得意なことがあれば、それを活かした副業もおすすめです。

手芸などの制作が得意な方が稼げるサイトには、以下のようなものがあります。

・minne(ミンネ):手作り作品を販売するプラットフォーム。
・BASE(ベイス):オンラインショップを簡単に作成でき、手芸やイラストを販売可能なネットショップ作成サービス。
・Creema(クリーマ):日本のハンドメイド作品を扱うソーシャルマーケット。

これらのサイトでは、特技を活かして自身の作品を販売することができます。

満足するお金の使い方を身に付けるポイント4:楽しみながら節約生活を送る

節約と聞くと「我慢」をイメージしがちですが、楽しみながら節約できる方法もたくさんあります。50代は、物欲や豪華さよりも「心地良さ」や「満足感」を大切にする時期でもあり、心地良いと感じることはお金をかけることばかりではありません。

例えば、外食を控えて自炊を楽しむのも一つです。自分で好きな料理を作り、ゆっくりと味わうことで、外食とは違った満足感が得られます。また、近場での散策もおすすめです。お気に入りのカフェや公園で過ごしてみましょう。四季の景色を楽しみながら歩くだけでリフレッシュできます。

さらに、図書館で本を借りて読んでみましょう。気軽に新しい分野に触れられ、知識が増えることで充実感を味わえます。このように、楽しみながら節約を取り入れて、満足感を得られる生活を工夫してみましょう。

文:舟本 美子(ファイナンシャルプランナー)

3匹の保護猫と暮らすファイナンシャルプランナー。会計事務所、保険代理店や外資系の保険会社で営業職として勤務後、FPとして独立。人と比較しない自分に合ったお金との付き合い方、心豊かに暮らすための情報を発信しています。
(文:舟本 美子(ファイナンシャルプランナー))

    ランキングライフスタイル

    前日のランキングへ

    ニュース設定