大みそかに開催される『RIZIN DECADE』(さいたまスーパーアリーナ)で実現するライアン・ガルシアvs.安保瑠輝也のスペシャルマッチに向けた会見が、現地時間26日にアメリカ・ロサンゼルスで行われ、試合決定後に初めて両者が顔を合わせた。会見では安保が「スポーツマンシップもリスペクトもないお前に武士道を叩き込む、F**K You!!」と挑発すると、ガルシアも「彼に興味がないしいまだに誰か知らないが、尊敬するマニー・パッキャオをKOしに行く姿勢がムカついた。F**K You!!」と応じ、一気に対戦ムードを高めた。
【写真】会見でバチバチの火花を散らせたライアン・ガルシアと安保瑠輝也 会見で先にマイクの前に立った安保は「ハローアメリカ!日本のファンのみなさんもおはようございます。ライアン・ガルシアに俺の気持ちが伝わるようにメッセージカードを書いてきた」とメモを取り出すと、英語で「ガルシアの問題は酒を飲んで、プロフェッショナリズムに欠ける問題を抱えている。スポーツマンシップもリスペクトもないのに、自分をキングと呼ぶ」と一気に挑発した。
続けて「試合の日に私は日本の武士道を叩き込みたい。これは名誉のための試合であって、エゴのための試合ではない。日本の真の武士道彼に突きつきて見せつけてやる」とまくしたてると、メモを丸めてガルシアに投げつけて「F**K You!!」とにらみつけながら2度叫んだ。
これを受けてガルシアは「3ヶ月前に彼がパッキャオと試合をするのを見たが(超RIZIN.3)、未だに彼が誰か知らないし興味もない。ただ、今回の試合の機会を作ってくれたRIZINに感謝したいし、日本で素晴らしいイベントを作りたいので試合を楽しみにしている」と紳士的にあいさつをすると、「彼のメッセージに対する返答はF**K Youだ。パッキャオをKOしに行く姿勢が尊敬できないしムカついた。彼は初めての大舞台で小躍りしてるけど、この小僧に自分がボクシングを教えてやる」とやり返した。
すると安保はすかさず「俺は5万人の前で戦ったことがあるし、お前が1年間出場停止処分を食らってるのに日本で試合ができることに感謝しろよ。お前あんまり調子に乗ると蹴り回すぞ」と、アメリカでも日本と変わらぬ反応速度でトラッシュトークを仕掛けた。
挑発されたガルシアも「ここにはリラックスしながら来たけど、コメントを受けてだんだん目が覚めてきた。フレンドリーな感じでやるつもりだったけど、彼が汚い言葉を使うのでもうKOする準備はできている」と一気に戦闘モードになった。
すっかり火が着いた安保も「俺はライアン・ガルシアに勝てると思ってるし、安保瑠輝也という名前を世界にとどろかせます。そのための一戦にします」と力強く勝利を宣言。その後も30分近くトラッシュトークが続き、世界に向けてこの一戦を大いにアピールした。