チャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ第5節が27日に行われ、レヴァークーゼン(ドイツ)とザルツブルク(オーストリア)が対戦した。
ホームのレヴァークーゼンは今大会ここまで2勝1分1敗でスタート。対するザルツブルクは開幕3連敗となったが、前節フェイエノールト(オランダ)に初勝利をあげて今節に臨む。今年6月24日にサンフレッチェ広島からザルツブルクへ加入した川村拓夢は、プレシーズンで左膝内側靭帯を断裂し、長期離脱が続いていたが、この試合で加入後初の公式戦ベンチ入りを果たした。
試合は早い時間帯に動いた。立ち上がりからレヴァークーゼンがゴールに迫ると、パトリック・シックのシュートがペナルティエリア内でサムソン・ベイドゥーのハンドを誘発。獲得したPKをフロリアン・ヴィルツが冷静に決めて、開始8分で幸先よくレヴァークーゼンが先制に成功した。
勢いづいたレヴァークーゼンは、その後も波状攻撃を仕掛け、10分にはヴィルツがペナルティエリア手前で倒されてフリーキックを獲得。11分、これをアレハンドロ・グリマルドが直接狙うと、美しい軌道を描いたシュートは見事にゴールネットへ吸い込まれた。
さらに30分、グリマルドが左サイドから鋭いパスを中央へ差し込むと、ヴィルツが上手く足元に収めて、ペナルティエリア内へ侵入。ヴィルツは得意のドリブルで相手を翻弄し、最後は右足のフィニッシュでゴールネットを揺らした。前半はレヴァークーゼンがザルツブルクを圧倒し、3点のリードを奪って折り返す。
後半もレヴァークーゼンの勢いは止まらない。61分、右サイドからジェレミー・フリンポンが絶妙なクロスを送ると、ゴール前でパトリック・シックが合わせてネットを揺らす。72分にはカウンターからヴィルツのマイナスの折り返しにアレイクス・ガルシアがダイレクトで合わせてゴールネットを揺らした。
試合はこのまま5−0で終了。レヴァークーゼンが今大会3勝目を記録した。ザルツブルクMF川村はベンチ入りするも出場機会はなかった。
【スコア】
レヴァークーゼン 5−0 ザルツブルク
【得点者】
1−0 8分 フロリアン・ヴィルツ(PK/レヴァークーゼン)
2−0 11分 アレハンドロ・グリマルド(レヴァークーゼン)
3−0 30分 フロリアン・ヴィルツ(レヴァークーゼン)
4−0 61分 パトリック・シック(レヴァークーゼン)
5−0 72分 アレイクス・ガルシア(レヴァークーゼン)