芝ダート二刀流で活躍するガイアフォース(牡5、栗東・杉山晴紀厩舎)が、チャンピオンズカップ(3歳上・GI・ダ1800m)でGI初制覇を狙う。
ガイアフォースは父キタサンブラック、母ナターレ、母の父クロフネの血統。母は川崎に所属。やはり芝ダートの双方で走り、11年の戸塚記念など重賞を5勝した。母系を遡れば、01年のスプリングSなど重賞2勝のアグネスゴールド、00年の弥生賞を制したフサイチゼノン、ダート重賞を8勝したリミットレスビッドなどの活躍馬がいる。
ここまで14戦3勝。3歳時にセントライト記念で重賞初制覇。その後は強豪相手の戦いを続け、昨年はマイラーズCが2着、安田記念が4着、天皇賞(秋)が5着。今年は2月のフェブラリーSで初めてダートを走り、ペプチドナイルから1馬身1/4差の2着に健闘した。そして前走の安田記念は0秒3差の4着。勝利からは2年以上も遠ざかっているが、距離や馬場を問わず、安定した走りを見せている。
今回はフェブラリーS以来、2回目のダート参戦となる。ダート初勝利がチャンピオンズCとなればレース史上初めて。前身のジャパンCダート時代を含めても、02年のイーグルカフェ以来で2頭目となる。鞍上は3戦連続のタッグとなる長岡禎仁騎手。経験豊富なダートの猛者を撃破し、人馬ともに初のビッグタイトル獲得となることを期待したい。