【動画】シソンヌ・じろうの出演も明らかに! 映画『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』主題歌スペシャルMV
「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」シリーズ(偕成社刊)は、廣嶋玲子・作、jyajya・絵による児童小説。老若男女、幸運な人だけがたどり着ける、不思議な駄菓子屋“銭天堂”を舞台に、願いが叶う「ふしぎ駄菓子」を買った人々のてん末が描かれる。
2013年に小説刊行がはじまると、子供たちのあいだで瞬く間に人気を博し、現在も継続刊行中。今年4月からはシリーズ新章もスタート。2020年からはテレビアニメ化・アニメ映画化、2022年には第3回「小学生がえらぶ!“こどもの本”総選挙」第1位を獲得。2023年には舞台化、任天堂Switchでのゲームソフト化、さらには2022年から継続中の西武園ゆうえんちとコラボ。その勢いは世界へも広がり、アジア諸国を皮切りに翻訳出版され、累計発行部数1100万部を突破している。
幸運なお客様しか訪れることができない“銭天堂”に売られているのは、どんな願いでもかなえることのできる「ふしぎ駄菓子」たち。そんな銭天堂で店主を務めるのは、色とりどりのガラス玉のかんざしで結いあげた真っ白い髪に、真っ赤な口紅と古銭柄の赤紫色の着物を着た、紅子(べにこ)。彼女は、福引用の抽選機をまわして出た硬貨1枚と引き換えに、悩みを持つお客様が望むお菓子を売っている、年齢不詳の怪しい女店主だ。
そんな駄菓子屋の店主・紅子を演じるのは、天海祐希。メガホンをとるのは、中田秀夫監督。脚本を吉田玲子が務める。
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11月13日よりリリース配信された水曜日のカンパネラの主題歌「願いはぎょうさん」。映画を観終わったあとに“みんながポジティブな気持ちになれたら…”という願いを込めて作られたという同曲をプロデューサーのケンモチヒデフミは、「(紅子さんの役柄が)○○でござんす、という話し方に似合うのと聞き慣れない言葉で特別感がある。ニュアンス的にも“たくさん”よりも“ぎょうさん”の方がものすごく多い雰囲気がある」と珍しい曲名への由来を語る。
そして今回、一度聴いたら頭から離れない中毒性のあるキャッチーなメロディーが印象的な楽曲に合わせて、映画出演キャストたちが踊るスペシャルMVが完成。
振付を行ったのは、水曜日のカンパネラ「たまものまえ」や緑黄色社会「キャラクター」、第72回NHK紅白歌合戦「COLORFUL」オープニングムービーなど洗練された映像作品を手掛ける水中めがね∞。振付家・ダンサー・ビジュアルデザイナーなどが集まって2011年に結成されたコンテンポラリーなダンスカンパニー。メンバーが各自の活動基盤を持ち、それぞれのクリエイティビティの交錯によって団体の活動を展開している。
水中めがね∞は、「今回振付させていただいた『銭天堂ダンス』は、和テイストで、みんなで輪になって踊れるようなダンスです。駄菓子を食べたときの甘さとハッピー、たたりめ堂のちょっとホラーな感じを混ぜて、踊ったあとに銭天堂に行ったような気分になることを想像して振付をさせていただきました!」とコメント。そして、「サビ『願いはぎょうさん〜♪』の後半、招き猫バージョンになっているところは銭天堂ならではの、こだわりのポイントです!」と語った。
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踊ってみた感想をそれぞれに聞くと、上白石は「ちょっとよどみっぽくかっこいい感じにやろうかと思ったんですけど、曲と振付が楽しいので踊ったら自然とにこにこしちゃうと思います!」と話し、大橋は「めちゃくちゃ可愛いですね、ダンス。子供から大人まで踊ってほしいダンスだし、踊ったらモテるなと思いましたね(笑)」とコメント。伊原は「歌詞とリンクしてワクワクする振付だったのでめちゃくちゃ好きでした! 楽しかったです!」と3人とも大絶賛した。
さらに、大橋の妹・等々力まどかを演じる平澤宏々路(こころ)やまどかと同じ美術予備校に通う高校生・如月百合子役の伊礼姫奈(いれい・ひめな)、小太郎の小学校の生徒・大野藍花役の白山乃愛や同じく小太郎の小学校の生徒・水木雄太役の番家天嵩(ばんか・てんた)などもリズムに合わせて登場。猫のポーズやおばけのポーズなど作品に寄り添った振付が随所に散りばめられ、子どもも大人も惹きつけられるダンスに仕上がっている。
映像では、予告映像に出ていなかった本編映像も。シソンヌ・じろうが、小太郎(大橋)と同じ小学校の先生を演じることが明らかとなった。小太郎と同じ小学校の同僚である有馬みつお役を演じるシソンヌのじろうは、“銭天堂”の噂を知っていて本当にあるのであれば行きたいと願っている先生。本編中ではどうやら、“銭天堂”と巡り会えたようで「おもてなしティー」を手に入れた様子。“幸になるか不幸になるかはお客さま次第”という紅子の教えを守れるのか―?
映画『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』は、12月13日より全国公開。