日本代表MF堂安律が所属するフライブルクは26日、X(旧:ツイッター)から撤退することを発表した。なお、ブンデスリーガではザンクト・パウリ、ブレーメンに続いて3クラブ目の撤退となった。
フライブルクのXには約30万人のフォロワーがいるものの、プラットフォームが急速に過激化していることを受け、同クラブはXから撤退することを表明。また、今後はツイッター共同創業者のジャック・ドーシー氏が立ち上げたソーシャルメディアプラットフォーム『Bluesky』で最新情報を投稿していくことを明らかにしており、アカウントのフォローも呼びかけている。
フライブルクはクラブ公式サイトでXから撤退することを決断した理由について以下のように声明を発表している。
「スポーツクラブは、以前ツイッターと呼ばれていたXプラットフォームでの活動を直ちに中止する。クラブが規則で掲げている多様性や寛容などの価値観がそこで踏みにじられてしまっている」
「プラットフォームの急速な過激化は憎悪、煽動、陰謀論の氾濫から明らかだ。規制や制裁はほとんど存在しない。それどころか、2年前にツイッターを引き継いだイーロン・マスク氏はこうしたコンテンツの多くを公開し、広めることに個人的な責任を負っている」
「スポーツクラブは、もはや以前のように単純に続けることができない段階に達した。外国人嫌悪、人種差別、差別に反対することは私たちのアイデンティティの一部だ。Xの現在の軌跡を考えると、プラットフォームに残ることはもはや正当化できない」
「したがって、SCフライブルクはプラットフォームBlueskyで最初の一歩を踏み出す。関心のあるすべての関係者、特にツイッターで長年にわたって発展し、Xで私たちの最新情報を受け取ることがなくなった活気あるSCコミュニティにBlueskyでSCフライブルクの毎日のコンテンツをフォローすることをお勧めする」
「今後、数週間から数カ月、この新しいプラットフォームでの私たちの存在がどのように受け止められているかを観察して、評価していきます」