「万引き見つけたら
にかほの海に
沈めます。
万引きする方は
家族にお別れをしてから
して下さい。」
とあるお店のPOP掲示の写真をサキノハカさん（@sakino_haka）が投稿。万引き犯に向けて「海に沈める」という衝撃の内容にコメントが殺到…X（旧Twitter）で話題になりました。
衝撃のPOP掲示は秋田の革製品専門店 「『ここらへん→』って書いてあるのが具体的で怖い」
「これは強い」
「にかほの海に沈めますと空目してより怖かったです」
「『ここらへん→』って書いてあるのが具体的で怖いですね ボートか何かでそこまで行くのか……」
「良いです キッチリ沈めてください」
「鹿児島だと、骨まで溶ける（火山）か埋まる（火山灰）か選ぶことになります」
多くの人たちを震え上がらせたPOP掲示。投稿したサキノハカさんが訪れて撮影したお店は、秋田県にかほ市にある革製品専門店とハンバーガーメインのアメリカンダイナー「Leather&Diner knc」とのこと。ちょっと怖いPOP掲示をしているのはなぜ？ 店を経営するkncさん（@KncLeather）に聞いてみました。
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掲示は店内の商品展示スペースに…どうして怖いPOPになったの？
――今回話題になったちょっと怖いPOP掲示。どこに貼ってある？
「掲示は店内の商品展示スペースです。今回のPOPは秋田に移転してから作ったものです」
――どうしてこのような内容に。
「店舗経営を始めるにあたり万引きされるということが心配のタネでした。普通に万引きダメなどのPOPを作っても効果が薄いと思い、それならいっそ笑いも取りながら注意喚起を！との考えで生まれたものです」
――以前のお店でも同じような掲示を？
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「はい。奈良でお店をしていた時は南港、白浜、志摩海岸をお選びくださいと書いておりました（笑）。難点は海なし県なのでリアル感が薄かったかもしれません…秋田県にかほ市は海沿いの街なので妙にリアル感があると思います」
お客さんの反応は？ その効果は？
――POP掲示を目にしたお客さんの反応は。
「関西ではウケてたPOPがこちらではどうかなと思いながら8年ほど経ちますが、皆さん写真を撮ったり笑ったりと普通に受け入れてもらえて安心しております」
――実際、掲示の効果はいかがでしょう？
「嘘みたいなホントの話、今のところ万引きはされてないんです。お客さんに恵まれているのかPOPの効果なのか分かりませんが、小売店で万引きがないのはすごいことだと思います。が、話の流れからここはPOPの効果は絶大です。と言っておきます（笑）。この効果が今後も続くことを期待するとともに、全国の小売店様でも万引き被害がなくなることをお祈りしております。クスッと笑って踏み止まってもらえるようなPOPをぜひお試しください」
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万引き防止に向けた「海に沈める」と注意喚起を促すPOP掲示。実際に目にしたサキノハカさんは「この警告が掲示されているのはお店のハンドクラフト革製品やアクセサリーなどが陳列されている場所でした。丹精込めて作っている商品を万引きされたら、そのくらい怒り心頭になるのは当然です。言うだけならそのくらい強く言うのも妥当であるだろうと思います」と話してくれました。
（まいどなニュース特約・渡辺 晴子）
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