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小惑星探索ができるアプリ「COIAS」(コイアス)の開発チームは11月26日、同アプリで見つけた新たな小惑星に「Quro」と命名したと発表した。同アプリ開発のきっかけにもなった漫画「恋する小惑星(アステロイド)」の作者であるQuroさんの名前が由来。国際天文学連合(IAU)に正式に認められ、IAU発行の公報「WGSBN Bulletin」に11月25日付で掲載された。
WGSBN Bulletinでは「Quro(1985年生まれ)は、漫画『恋する小惑星』の作者で日本の漫画家だ。この作品には、実際の天文現象や機関がモデルとして登場している」とその経歴や作品を説明。また石垣島で開催した天体観測イベント「美ら研」のおかげで、小惑星や天文現象の新たな発見が若い学生の間で人気となったなど、Quroさんの実績についても言及している。
またQuroの他にも「Hoshizaki」という名称も新たな小惑星の名前として認められた。これは恋する小惑星の舞台でもある「星咲高校」に由来するもの。作中で主人公たちが新たな小惑星を発見することを目指していることになぞらえて、現実でもHoshizakiの名称が採用となった。
QuroさんはX上で「発見者の皆さま、COIAS開発チームの皆さま、誠におめでとうございます! 特に『Quro』については、恐れ多すぎて本当に良いのだろうか…本当に?? といまだにドキドキしております。ご提案頂いた発見者の皆さま、誠にありがとうございます。身に余る光栄です。宇宙に足向けて寝られない…」と感謝を述べている。
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COIASが新たな小惑星を見つけ、名称を付けるのは今回の2件を含み計3件目。1件目の小惑星には「Ao」と名付けており、恋する小惑星のメインキャラクターである「真中あお」が由来となっていた。
恋する小惑星は、2017年1月から24年6月まで、漫画雑誌「まんがタイムきららキャラット」で連載していた4コマ漫画。星咲高校地学部を舞台に、新たな小惑星の発見を目指す高校生たちの活躍を描いた作品。この漫画をきっかけに、未発見天体の探索を研究者と一般の市民・学生が協力して行えるWebアプリ「COIAS」が作られ、23年7月から一般公開している。
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