これから厚生年金に加入しない会社で仕事した場合、今の年金を減らされることはないのでしょうか?

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2024年11月27日 18:31  All About

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老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。今回は、厚生年金に加入しない会社で働いた場合、現在もらっている年金はどうなるかについて専門家が解説します。
老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に、専門家が回答します。

今回は、厚生年金のない会社で働いた場合、現在もらっている年金はどうなるかについてです。

Q:これから厚生年金に加入しない会社で仕事した場合、今の年金を減らされることはないのでしょうか?

「私は65歳です。62歳から年金を月10万円ほどいただいてます。現在も働いて厚生年金をかけていますが、これから厚生年金に加入しない会社で仕事した場合、今の厚生年金を減らされることはないのでしょうか? 年金をこれ以上かけなくても、死ぬまで今と同額の厚生年金はいただけますか?」(キクリン)

A:厚生年金にこれ以上加入してもしなくても、今の老齢厚生年金の受給額を減らされることはありません

結論からいうと、厚生年金にこれ以上加入してもしなくても、今の老齢厚生年金の受給額を減らされることはありません。

相談者「キクリン」さんが62歳から受け取っている年金とは、60代前半でもらえる特別支給の老齢厚生年金か、繰上げ受給した年金だと思います。

老齢厚生年金の受給額は、厚生年金に加入していた時の報酬額や加入期間等に応じて年金額が計算されます。今後、厚生年金に加入しない会社で勤務した場合は、老齢厚生年金受給額が増えることはなくなりますが、受け取っている老齢厚生年金は原則として減らされることはありません。直近の在職時定時改定された老齢厚生年金が将来的に支給されることになります。

監修・文/深川 弘恵(ファイナンシャルプランナー)

都市銀行や保険会社、保険代理店での業務経験を通じて、CFP、証券外務員の資格を取得。相談業務やマネーセミナーの講師、資格本の編集等に従事。日本FP協会の埼玉支部においてFP活動を行っている。
(文:All About 編集部)

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