知的障害のある知人から現金約130万円を詐取したとして、大阪府警は27日、住居不定の無職、小島愛子容疑者(40)ら女性3人を準詐欺容疑で逮捕した。この知人に借金をさせるなどして、ほかにも600万円以上を得ていた疑いがあるという。
逮捕容疑は、2022年9月〜23年3月、知的障害がある府内の50代女性に「カード会社から訴えられるかもしれない」などとうそを言い、10回にわたって計約130万円をだまし取ったとしている。容疑者の1人と女性は以前の勤務先の同僚だった。小島容疑者は「金を引っ張ったが、知的障害があることは知らなかった」と容疑を一部否認しているという。
刑事特別捜査隊によると、女性が暮らしている自治体の職員が、女性が多額の現金を第三者に渡していることに気付いて発覚。容疑者らは女性に消費者金融で借り入れをさせたり、複数の携帯電話を契約させて使ったりして、他にも600万円以上を得ていたとみられるという。
別の女性に対する詐欺容疑で逮捕され、10月に留置中に死亡した男性(47)も関与したとみられ、府警は容疑者死亡で書類送検するか検討する。【斉藤朋恵】
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