ふり返って「辞めてよかった」と心から言える会社は、よほど問題があるだろう。愛知県に住む30代後半の男性(企画・マーケティング・経営・管理職/年収450万円)は「とあるコンタクトレンズ販売店」に10年間働いていたそうだが、なんとこの販売店は
「離職率がハンパなく、年間40%以上」
あったそう。1年のうちで4割が辞めるとは、相当離職率が高い。その理由とは……。(文:真鍋リイサ)
上司は「いかに気に入らない人材をクビに出来るか」が評価基準
新人研修では「他社批判を聞かされ続けた」という、えげつない経験した男性。実際に働く場でも衝撃な対応を受けたという。
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「接客ノウハウは精神論、論理より実践主義でド新人を接客させる、そんなまさに昭和世代で体育会系な職場に10年間居ました」
要するにまともな研修は無く、いきなり現場に放り出されたのだ。さらに
「台風や大雪でも出社は当たり前。当日100キロ以上離れた他店舗に急遽応援に行くこともしばしば」
と、体力的にも精神的にもきつい環境だった。そんな中でも「食らいつきながら管理職まで」昇格したが、
「給料は平社員と月2万しか変わらず、上司の評価は『いかに気に入らない人材をクビに出来るか』が評価基準。そりゃ離職率が上がります」
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勤務環境が悪い上に人間関係まで最悪とは救えない。男性は実感を込めて一言、「辞めて本当に良かったと思っています(笑)」と書いていた。
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