チャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ第5節が28日に行われ、ディナモ・ザグレブ(クロアチア)とドルトムント(ドイツ)が対戦した。
ホームのディナモ・ザグレブは今大会ここまで2勝1分1敗、アウェイのドルトムントは3勝1敗で今節を迎えた。ディナモ・ザグレブ所属の荻原拓也はベンチスタートになった。
試合は立ち上がりからドルトムントが一方的に攻撃を仕掛ける展開になったが、守りを固めるディナモ・ザグレブ相手になかなか得点を奪うことができない。それでも43分、個の力でゴールをこじ開ける。左サイドでボールを受けたジェイミー・バイノー・ギッテンスがドリブルでペナルティエリア内まで持ち運び、左足を振り抜いた。鋭いシュートはサイドネットに突き刺さり、ドルトムントが先制に成功して前半を折り返した。
後半に入り、56分にセットプレーから追加点が生まれる。パスカル・グロスがコーナーキックを蹴ると、ラミ・ベンセバイニがドンピシャで合わせてリードを2点に広げる。さらに90分には、途中出場のセール・ギラシが最終ラインの背後へ抜け出して冷静にフィニッシュ。ダメ押しの3点目を決め、ドルトムントが3−0でディナモ・ザグレブを下した。なお、ディナモ・ザグレブの荻原はベンチ入りしたが、出場機会はなかった。
両チームともに次戦は国内リーグを戦い、ドルトムントは11月30日にバイエルンとの“デア・クラシカー”に臨む。一方、ディナモ・ザグレブは12月1日にハイドゥク・スプリトとの“ヴィエチュニ・デルビ”に臨む。
【スコア】
ディナモ・ザグレブ 0−3 ドルトムント
【得点者】
0−1 41分 ジェイミー・バイノー・ギッテンス(ドルトムント)
0−2 56分 ラミ・ベンセバイニ(ドルトムント)
0−3 90分 セール・ギラシ(ドルトムント)