バルセロナに所属するスペイン代表FWラミン・ヤマルがゴールデンボーイ賞を受賞した。
ゴールデンボーイ賞はイタリア紙『トゥットスポルト』が主催し、ヨーロッパでプレーする最も活躍した21歳以下の選手に贈られる賞。過去にはアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(インテル・マイアミ)やフランス代表FWキリアン・エンバペ(レアル・マドリード)ら錚々たる選手たちが受賞しており、昨年はレアル・マドリード所属のイングランド代表MFジュード・ベリンガムが選出されていた。
ヨーロッパの著名なジャーナリスト50名によって構成される国際審査員の投票により、ヤマルが2024年のゴールデンボーイ受賞者に決定。『トゥットスポルト』によると、500点満点中「488点」という圧倒的な支持を受けての受賞となった。同選手はフランスのサッカー専門誌『フランス・フットボール』が主催し、若手版バロンドールとも形容されるコパ・トロフィーも獲得しており、若手賞“2冠”に輝いたこととなる。
現在17歳のヤマルはシャビ・エルナンデス前監督の下でバルセロナの主力に定着すると、昨シーズンは公式戦通算50試合に出場し7ゴール9アシストをマーク。今夏に開催されたEURO2024でも全7試合の出場で1ゴール4アシストと躍動し、スペイン代表の欧州制覇に大きく貢献した。今シーズンもここまで6ゴール8アシストを記録するなど好調を維持している。
なお、2021年はバルセロナ所属のスペイン代表MFペドリ、2022年は同MFガビ、昨年はベリンガムがゴールデンボーイを受賞。今年の結果により、ラ・リーガのクラブが4年連続で受賞者を輩出したこととなった。
また、年間最優秀選手賞にあたるゴールデンプレーヤーは、昨シーズン限りで現役を退いた元ドイツ代表MFトニ・クロース氏が受賞。女子部門では2年連続で女子バロンドーラーとなったバルセロナ・フェメニ所属のスペイン女子代表MFアイタナ・ボンマティが選出されている。