東日本高速道路(NEXCO東日本)ら4社と日本道路交通情報センターは11月27日、12月27日〜2025年1月5日までの年末年始期間における、全国の高速道路の渋滞予測を発表した。渋滞のピーク日時や場所などを予測している他、回避例なども紹介している。
年末年始の期間に予測される10km以上の渋滞は、上り線・下り線を合わせて全国で242回。2023年度実績の166回に比べて76回増加し、およそ1.45倍になっている。特に、下り線では12月28〜30日と25年1月2〜3日に、上り線では1月2〜4日に、渋滞が多く発生すると予測している。
長い渋滞(最大20km以上)については、表形式で詳細を記載している。例えば、東名高速道路の下りでは、12月28日午前7時をピークに、綾瀬スマートIC付近を先頭にして最大25kmの渋滞。東北自動車道の上りでは、1月3日の午後5時をピークに、加須IC付近を先頭にして最大35kmの渋滞を予測している。
これを受け、NEXCO東日本らは、下り・上りの渋滞が多く発生する期間を避けて高速道路を利用するよう呼び掛けている他、長い渋滞については個別の回避例も紹介している。
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例えば、12月28日に予測される東名道の下りの渋滞の場合、東京ICから綾瀬スマートICまで走行すると、ピークとなる午前7時〜午後7時で、渋滞がない場合の約4倍(約1時間)がかかると予測している。一方、東京ICを午前5時以前か午後9時以降に通過する場合、かかる時間は約15分と予測しており、これらの時間帯の利用を勧めている。
渋滞の予測は、過去の渋滞実績と最近の交通状況を踏まえたものだが、交通事故や天候の影響により、実際の渋滞状況と異なる場合があるとしている。最新の情報については、NEXCO東日本らの各公式Webサイトを確認するよう呼び掛けている。
今回の発表は、東日本高速道路と日本道路交通情報センターの他、中日本高速道路、西日本高速道路、本州四国連絡高速道路が共同で行った。
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