今年の世相を振り返る恒例の「変わり雛(びな)」が28日、東京都台東区のレストラン「上野精養軒」で報道各社に披露された。米大リーグ・ドジャースで史上初の「50―50」を達成した大谷翔平選手(30)のほか、新1万円札の「顔」になった渋沢栄一らのひな人形が並んだ。
老舗人形メーカー真多呂(同区)が毎年発表する企画で、大谷選手の登場は3回目。活躍を支えた真美子夫人や愛犬デコピンもお目見えした。日本勢が海外開催で最多となる45個のメダルを獲得したパリ五輪からは、陸上女子やり投げで金メダルを獲得した北口榛花選手(26)らが選ばれた。
同社の金林真一朗専務取締役(35)は「来年も明るいニュースに囲まれるよう祈っている」と話した。変わり雛は来月1日から来年3月3日まで、同区の真多呂人形会館で一般公開される予定。