大阪観光局が28日、大阪市内で11月度記者会見を開き、溝畑宏理事長が異例の“甲冑姿”で登場、力説した。
【写真】真田幸村姿の溝畑宏理事長、徳川家康姿の岡田一樹市長 溝畑氏の扮装は、藤井寺市で12月1日に実施される『道明寺武者行列』をアピールするためで、真田幸村になりきり、威勢よく号令をかけた。天下分け目の大坂夏の陣「道明寺合戦」が、現在の藤井寺市道明寺で繰り広げられ、来年で410周年となる。大阪・関西万博にあわせて『道明寺合戦まつり2025』が予定され、そのプレイベントとして『道明寺武者行列』が行われる。
溝畑理事長は「なかなか甲冑って重い。貴重な体験」と笑顔で、万博の期間中に侍の文化、侍の衣装を発信したい。なんでこんなに重いものを着ていたのか。騎士道のヨーロッパとは違う文化がある」と呼びかけた。
藤井寺市の岡田一樹市長が徳川家康となり、溝畑理事長の隣についた。岡田市長は「道明寺合戦を万博で世界中の方に知っていただきたい」とし、プレイベントで「まずは機運醸成を図りたい」と張り切った。
大阪を訪れた外国人観光客は、今年1〜10月まででのべ1199万人となり、コロナ前の2019年比で115%と順調。大阪観光局アプリ「Discover OSAKA」新サービスや、空港からホテルに荷物を配送する「Travel Light」の事業も紹介された。