危険運転認定「当然なこと」=判決受け、遺族ら会見―大分
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2024年11月28日 21:01 時事通信社
時速194キロで乗用車を運転し、死亡事故を起こした当時19歳の被告の男(23)の危険運転致死罪を認めた28日の大分地裁判決後、亡くなった小柳憲さん=当時(50)=の遺族らは大分市内で記者会見した。姉の長文恵さん(58)は「当然なことを認めてもらったという気持ちだ」と話した上で、「今後は交通事故の被害者、遺族のことをもっと考える世の中になってほしい」と語った。
長さんは「危険運転致死罪が認められたのは、とても大きなことだ」と判決を一定程度評価。ただ、検察側が主張した「妨害運転」が認められなかったことについては残念だとし、懲役8年の量刑についても「抑止という意味でこれでいいのか」と不満を示した。
長さんと共に「高速暴走・危険運転被害者の会」の代表を務め、宇都宮市での高速度事故の被害者遺族の佐々木多恵子さん(60)は「これだけの速度を出したら制御困難だということを認めてくれたのは画期的だ」と話した。
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