名牝シーザリオの孫 “出世レース”を無傷連勝で飾れるか

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2024年11月29日 11:45  netkeiba

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デビュー2連勝を狙うヴィンセンシオ(今年8月撮影、ユーザー提供:もふさん)
 ここも通過点にしたい。名牝シーザリオの孫となるヴィンセンシオ(牡2、美浦・森一誠厩舎)が、土曜中山9Rの葉牡丹賞(2歳・1勝クラス・芝2000m)でデビュー2連勝を狙う。

 ヴィンセンシオは父リアルスティール、母シーリア、母の父キングカメハメハの血統。母は2勝止まりだったが、祖母のシーザリオは05年にオークスとアメリカンオークスを制した名牝。母のきょうだいは超優秀で、エピファネイアは13年の菊花賞と14年のジャパンC、リオンディーズは15年の朝日杯FS、サートゥルナーリアは18年のホープフルSと19年の皐月賞を制している。この3頭は種牡馬としても活躍中だ。

 8月新潟の新馬(芝2000m内回り)は番手で終始促しながらの追走。直線で一旦は2着馬に前に出られたものの、差し返して勝利をつかみ取った。まだまだ完成度は低いものの、かなりの勝負根性を秘めていることは間違いない。3カ月の休み明けとなる今回は成長を問われる一戦。また同レースは、過去の勝ち馬に天皇賞(秋)覇者トーセンジョーダン、ダービー馬レイデオロなどが名を連ねており"出世レース"と言えよう。結果はもちろん、どんな走りを見せてくれるかにも注目したい。

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