退職が多くなっているのはどの年代か。ジェイック(東京都千代田区)の発表した調査結果によると、最も退職している年代は「20代」(30.5%)、次いで「30代」(20.0%)が多くなっていることが分かった。
退職を防ぎたい年代として最も多かったのは「30代」(28.5%)で、2位は「20代」だった。
前の質問で「30代」と答えた人からは「中堅として活躍を期待しているから」「ベテランで社員の育成においても戦力になれるから」などが挙げられた。「20代」と回答した人からは、「最も吸収率が高く、将来的にも戦力になりやすいから」「組織の若返りを目指しているから」などの声があった。
効果があると思う退職防止の施策については、全年代で「待遇面の向上(給与・福利厚生)」が最も多かった。
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新入社員や20代については「休日・休暇・労働時間の向上」や「コミュニケーションの活性化」など、職場環境の向上が退職防止の施策として効果があると考えているようだ。
30代では「経営層や上司へのマネジメント研修の実施」「働きがいの向上」「キャリア形成の支援」「経営層や上司との定期的な1on1」など、個別のキャリアやマネジメント要素の必要性が効果的であると考えているようだ。
調査は9月22〜25日、経営者・人事担当者200人を対象にインターネットで実施した。
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