演歌歌手鳥羽一郎(72)の次男、木村徹二(33)が29日、東京・なかのZEROホールで、ワンマンコンサート「木村徹二 LIVE2〜時代をつくる男、テツジ自信有り!」を開催した。
昨年9月は小ホールでの開催だったが、今回は大ホールへとステップアップ。お客さんは約2・5倍となった。「ファンの方からも“すごいね”という声をいただくのですが、スタッフさんだったりにのせられて…」とほほ笑んだ。「場所に恥じないように一生懸命歌いたいです」と意気込むと、「全国から来ていただくお客さんに、いいお土産をもって帰っていただければと思います」と話した。
コンサートのオープニング曲は三味線を交えた「みだれ咲き」を選んだ。父鳥羽一郎、伯父山川豊の曲に加え、カバー曲「時代おくれ」ではピアノの弾き語りも披露。「アニキと一緒に活動していたころは、自分で弾き語りした動画をアップしたりもしていたので、なじみがあるというか、何回もやってる曲ではあります」と紹介した。
その兄で徹二のプロデュースも手がける竜蔵もステージに登場。兄弟デュオも見せた。
昨年、レコード大賞新人賞を受賞。だが、「僕自身は全く変わってないと思います」とし、「やっぱり目標としては、よりたくさんの人に聞いていただき、コンサートに来てもらいたい。もちろん、すごくありがたい賞ですが、そこで止まらずに、ひたすら駆け抜けてきた11カ月間でした」と振り返った。
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そんな徹二は次なる目標に“海外”を挙げた。「日本でももちろんステップアップしていければと思うんですけど、海外にも演歌が好きな人がたくさんいらっしゃいます」と話すと、「そういう人たちに聞いて欲しいという気持ちもあるので、ゆくゆくは海外でもできたら最高だなと思っています。カーネギーホールで…」と大いなる夢をぶち上げた。
「お客さんのSNSを見るのが好き」という徹二。「会場に向かう道中をすごく楽しみにしながら来てたりとか、体調を整えたりとか、いろんな努力をして向かっている方がたくさんいらっしゃいます」とし、「そんな姿を見ていると、しっかりと楽しんで帰ってもらわないと失礼だなと。全員というわけにいかないかもしれないけれど、なるべく多くの方に、最高に満足していただいて帰っていただくのが一番の目標です」と、ファンの満足を最優先とした。
兄の竜蔵は「どんな仕事でも必ず音を録音して、それを聞きながら帰る。僕が見る限り、全部の公演でそれをやっている」と告白。徹二を「努力家というか、地に足がついているタイプ」とし、「力を合わせて頑張っていきます」とアピールした。
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