月の年金20万3147円「もっと素直に仕事していれば、出世して年金は……」と語る73歳男性の後悔

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2024年11月29日 20:11  All About

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老後の心配事といえば、やはりお金。現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、神奈川県在住73歳男性のケースを紹介します。
金融庁の報告書に端を発して話題となった「老後2000万円問題」など、老後の心配事といえばやはりお金ではないでしょうか。もっと出世しておけばよかったと現役時代に後悔を持つ人もいるようです。

現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、神奈川県在住73歳男性のケースをご紹介します。

回答者プロフィール

回答者本人:73歳男性
同居家族構成:本人、妻(71歳)、息子(33歳)
居住地:神奈川県
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:700万円
現在の資産:預貯金2300万円、リスク資産1100万円
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数:厚生年金39年7カ月

現在受給している年金額(月額)

老齢基礎年金(国民年金):6万462円
老齢厚生年金(厚生年金):14万2685円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし

配偶者の年金や収入:国民年金84万9417円、厚生年金36万5971円、個人年金保険30万円(すべて年額)

「息子から生活費として7万円徴収。実は……」

現在の年金額について満足しているか、の問いに「どちらでもない」と回答した今回の投稿者。

その理由として「静かに暮らしていけば、それなりに生活できる。これは夫婦の秘密だが、同居の息子から生活費として7万円徴収している。その内6万円は息子名義で貯金」と語っています。

ひと月の支出は約「27万円」。ご夫婦二人の年金を合わせても年に「1〜2回足りない月がある」といい、「旅行や法事、帰省の費用で賄えないときがある」と回答されています。

「外食は年に数回で株主優待を利用」

年金で足りない支出については「妻の個人年金」で賄っているという投稿者。

現在仕事はしていないそうですが、年金以外に「株の配当で年間29万円程度」の収入があるといいます。

とはいえ、年金生活においては節約を心掛けているとのこと。

「妻は海外旅行が大好きだが、燃料サーチャージなどが高騰している今は、海外旅行は控えている。無料通話を利用して通信費を倹約し、外食は年に数回で、株主優待を利用している」とあります。

「素直に仕事していれば、年金は上がっていた」

現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「会社員時代にリストラ対象者になったが、良い上司のおかげで転勤で済んだ。あまり上司に逆らわず、もっと素直に仕事していれば、出世して年金は上がっていたのではと思っている」と振り返ります。

今後については「私が亡くなった後、妻の生活資金が、このままで何とかなるのか心配である」と不安を吐露。

いっぽうで「少ない年金生活者の方には悪いが、一寸の贅沢もしながら、普通の生活を送っている。高額な物の購入は、同居の息子に頼ることもある」と穏やかな老後の暮らしを教えてくれました。

※本文カッコ内の回答者コメントは原文に準拠しています
※エピソードは投稿者の当時のものです。現在とはサービスや金額などの情報が異なることがございます
※投稿エピソードのため、内容の正確性を保証するものではございません
(文:あるじゃん 編集部)

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  • 今なら20ももらえないように思う。この人は悪くないですわ。
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